チファンに負けない悪役としてこのドラマに君臨するのが、チファンの娘・セナ。初恋相手のジヌに恋愛対象として見てもらえず悔しい思いを募らせていたセナは、ジヌがヘインに思いを寄せていると知り、激怒。へインに執拗ないじめを仕掛ける。さらにセナは、成長しヘインがソルと名前を変えた後も、再びジヌを巡って彼女に執拗ないやがらせを繰り広げる…。
対するソルも、無実の罪で投獄された後はガラリと雰囲気を変え、セナのいやがらせに毅然と立ち向かう。そして2人の戦いは、熾烈な女同士の愛憎バトルに発展していく。一度ならず二度までもジヌを挟んで対峙することになるソルとセナ。2人の関係はもはや、宿命としか言いようがない。
その対立構図にセナを愛する検事ドヒョンが加わって、ソルとセナはドロ沼に…。ソルを想うジヌ、そのジヌを追いかけるセナ、そしてセナを振り向かせるためジヌを破滅させようとするドヒョン。4人の男女が繰り広げるドロ沼ストーリーから目が離せない!
本作の脚本を手掛けたのは、28話連続でケーブルテレビ同時間帯視聴率1位を記録した大ヒットドラマ「福寿草」で知られるヨ・ジョンミ。女同士の愛憎劇を描いたらピカイチの人気脚本家が、ソルとセナの愛憎バトルでその才能を遺憾なく発揮する。
メインキャストに実力派の俳優陣をそろえた本作。同じヨ・ジョンミ作家が手掛けたマクチャンドラマのヒット作「鳴かない鳥」でヒロインの復讐をアシストする継父役を演じたベテラン俳優キム・ユソクが、過去に類を見ない強烈な悪役を体現。
「ごはんに願いを~人生逆転レストラン~」で主演を務めた実力派チョン・ウヨンは、チファンに育てられたワガママ令嬢を悪意たっぷりに熱演し、「今日のウェブトゥーン」で新人漫画家ク・スラを演じたチョン・ヘヨンが、持てる者たちの悪意を跳ね除け復讐を決意するヒロインを快演。本作をきっかけに“マクチャンドラマの新星”と注目を集めている。
マクチャンドラマの正統な流れを汲み、“続きが見たくてたまらない”中毒性に満ちたヒット作「復讐の渦~因縁の父娘~」は12月3日(火)午後11時スタート。1話30分前後と短く、毎週火曜に4話ずつ放送されるのも、一気見派にとってはうれしいポイントだ。チファンの振り切った悪役っぷりに、セナのわがまま令嬢、そして2人にすべてを奪われ覚醒するソルの絶望と再生から目が逸らせないマクチャンドラマの新たな傑作だ。
◆文=酒寄美智子
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