姫川はガンテツから行き過ぎた正義感を危険視されていた。ガンテツを見詰めるその鋭い顔が「倉田と同じ」と言われて、姫川が思わず憤る場面が印象的。男性ばかりの職場で紅一点、信念を持って職を全うする姫川の強さの中にある弱さも見えてきた回だった。残忍な事件現場で命について語る彼女の姿は、今見るとさらに胸にくるものがある。
続く第6話は「感染遊戯」。激しい雨が降る夜に、閑静な住宅地で起きた殺傷事件に姫川班が挑む。姫川は、葉山(小出恵介)と警察学校の同期で卒配も一緒の成城南署強行犯捜査係の真弓(加藤あい)とコンビを組むことに。事件のあった昨夜は激しい雨が降っていたため、現場の周辺から足痕および指紋は、現段階では採取できなかった。家に入った被害者を呼び出したのに、呼び鈴になぜ指紋が残っていなかったのか?と姫川は疑問に思う。
女優・加藤あいの登場に、12年の月日を感じた第6話。10月28日、ファッションブランド「マックスマーラ」のイベントで約8年ぶりに公の場に姿を見せたことも話題となっている加藤の変わらぬ美しさに驚く。少し前の作品を視聴することは、作品そのものの魅力もさることながら、出演者や時代背景などの視点も味わうことができる。
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