――日テレ系ドラマ初主演を務める堀田真由さんの起用理由を教えてください
四姉妹の次女・涼を演じる堀田さんは、どんな時でもにこやかで穏やか。誰に対しても柔らかい雰囲気で接してくださる心優しい方です。一方、涼は感情表現が豊かで、良くも悪くも猪突猛進。毎日トライ&エラーを繰り返しながらも、人生をひたむきに一生懸命に生きている、がむしゃらなキャラクターです。
過去に他の作品で堀田さんのお芝居を拝見した際、芯の強さや、内から湧き上がってくるようなパワフルさが垣間見える瞬間がありました。堀田さんなら、弱さと強さを抱えた涼の、波のような感情の揺れ動きを、自然体かつ繊細に表現してくださるのではと思い、オファーさせていただいた次第です。
――座長である堀田さんは撮影現場ではどういった印象でしょうか?
誰に対してもにこやかで穏やかで、どんな時も笑顔でいてくださるので、スタッフ一同も堀田さんの柔和な雰囲気と優しいお人柄に癒されながら、日々助けられています。また何よりもお芝居を楽しまれている印象が強いです。お芝居が大好きで、だからこそ昼夜問わずポジティブな姿勢で現場に臨んでくださっているんだろうなと感じています。
――姉妹役の仁村紗和さん、畑芽育さん、長濱ねるさんの起用理由も教えてください
仁村さんは、お芝居に吸引力があり、以前からユニークな魅力をお持ちの方だと感じていました。ご本人は実際には末っ子とのことですが、どこかしっかりした雰囲気もお持ちなので、「こんなお姉ちゃんがいたら素敵だな」という思いからオファーさせていただきました。気さくなお人柄で現場を明るくしてくださるので、“町田家の太陽”のような存在です。
畑さんは、確固たるお芝居の実力はもちろん、“四姉妹の甘え上手な末っ子”という役どころにぴったりの愛らしい魅力に溢れている方だと思っていたので、今回お声がけさせていただきました。現場のムードメーカーでありつつ、繊細な心の機微も細やかに表現してくださるので、“頼もしい末っ子”としてスタッフ一同頼りにさせていただいています。まさしく“理想の妹”そのものです!
長濱さんは、おっとりとした優しいオーラをまといながら、どこか底知れなさのあるミステリアスな魅力をお持ちの方なので、物語上のキーパーソンでもある、謎を抱えた三女・衿を是非やっていただきたいと思いました。衿というキャラクターは演じるのが難しい側面もあるかとは思うのですが、いつも真摯にお芝居に向き合ってくださっています。
最終回に向けて、涼と衿の関係性の行方も大きな見どころになっているので、姉妹2人が迎える結末を最後まで見守っていただければ嬉しいです。
――涼に思いを寄せる一ノ瀬さん演じる律、まさに令和を象徴する奥手男子かと思いますが、キャラクター設定はどのように行われましたか?
一ノ瀬さん演じる律は、小説「若草物語」にも登場するジョーの幼馴染・ローリーをモデルにしています。ローリーは小説の読者の中でもファンが多いキャラクターでもあり、私自身も幼い頃からジョーとローリーの関係性に憧憬の念を抱いていたので、ローリーの持つ飾らない魅力を律という人物像に落とし込んでいけるように、脚本家の松島さんと試行錯誤を重ねました。
――取材現場では4人仲が良い印象を受けましたが、現場の雰囲気はいかがですか?
四姉妹のキャスト4人はとにかく仲が良く、常に和気あいあいとされており、撮影の合間はスタジオ中に笑い声が響き渡っています(笑)。4人とも違った個性をお持ちではあるのですが、それぞれに思いやりがあり、温かいお人柄であるところが共通している印象です。4人が4人とも、それぞれ“姉妹愛”に溢れており、互いを思い合っていらっしゃるので、傍から見ていても仲睦ましい姿が微笑ましいです。
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