「NEWS ZERO」新キャスター・岩本乃蒼アナ『皆さんの疑問が“ZERO”の放送となるように』

2017/10/01 10:34 配信

芸能一般 インタビュー

10月2日(月)より、「NEWS ZERO」の新キャスターに就任する岩本乃蒼アナウンサー


――語学が得意とのことですが、番組の中でどのように生かしていきたいですか?

高校1年生の時にスペインに留学をしたことがありまして、スペイン語とカタロニア(カタルーニャ)語が話せるのですが、私がスペイン語を学び始めたきっかけは、小さい頃にジャポニカ学習帳を見た時の、「エクアドルのガラパゴス諸島に行ってみたい!」という思いからでした。

大学生の時、実際にガラパゴス諸島に行ったんですが、そこで見た大自然は「CGなんじゃないかな?」というような想像以上の部分と、ジャポニカ学習帳で見たあの写真よりも「ちょっと都会的になってしまってるな、自然がなくなってしまってるな」という部分が混在していました。

なので、そういった海外への取材、特に南米は私も今興味がある場所でもあるので、実際に自分で行けるなら行きたいですね。それだけでなく、南米からいらっしゃった方の対談ですとか、サッカーもスペイン語圏の方が多いですし、そういった方々のお話を伺うような機会があればうれしいです。

あとは、私の特技がフラメンコなので、いつかフラメンコがカルチャーのコーナーでお伝えできるようなことがあれば、もちろん情熱的なスペイン語と踊りで取材したいと思っています(笑)。

――朝の番組をやってこられて、10月からライフスタイルが真逆になると思いますが、今から切り替えるためにやっていることはありますか?

(今の段階では)本当に想像がつかないんです。9月29日の金曜日まで「スッキリ!!」を担当させていただいて、土日を挟んで月曜日からすぐに「ZERO」なので、その土日で何とか「ZERO」スタイルにならなきゃいけないなと思っています。

でも、私体力には自信があるんです。飛行機に乗っていても今まで時差ぼけをしたことがないですし、体力さえあれば、そのうちに何とか「ZERO」スタイルになるのではないかと踏んでいます。

ただ、朝の番組から夜の番組に移動した方の話などを聞いていると、(それまでの習慣から)朝5時に目が覚めてしまうこともあるそうで。いろんなことがあると思いますが、走り込みなどをして、筋力アップ、体力アップに努めていくという、今はそのくらいの備えしかしていないですね」

――「スッキリ!!」ではゲストをお迎えする立場が多かったですが、これからは取材へ行かれることも増えるかと思います。今一番会いたい方、取材してみたい方はどなたですか?

入社当初に、「2020年、自分はどんなアナウンサーになっていますか?」というお題に対してプレゼンテーションするという研修がありまして。先日それを引っ張り出してきて、ちょっと読んでみたんです。

私が入社したのは2014年なんですが、東日本大震災という事象だけでなく入社前後にも災害が多かったので、報道志望ということもあってそこを起点に原稿を書いていました。その中になぜか、「ZEROのエンディングテーマを担当していた福山さんと一緒に取材する」という文言があったんです。

カルチャーを担当するということで、もちろん福山さんにインタビューでお話も伺いたいんですが、福山さんがどういうふうに世の中を見ているのかというのを付き添うような取材ができたらなと、以前の自分の言葉から再認識しました。

――岩本さんがキャスターとして物事を視聴者に伝えていく中で、大事にされていることや、ご自身のポリシーなどはありますか?

私のポリシーは、家訓なんですが、「いつ何時もエンターテイナーであれ」です。それは楽しませるということだけではなく、「テレビを見ている視聴者の皆さんにストレスなく、物事を分かりやすく」というのをモットーに、「楽をしながら楽しんでもらいたい」という思いでいつもオンエアに臨んでいます。

先ほどの“疑問ZERO”ではないですが、分からないことがあったら皆さんにお伝えすることができないので、自分がしっかり理解した状態でニュースに取り組んで、カルチャーの取材に取り組んで、視聴者の皆さんにとって一番受け入れられる、「楽ができて、楽しくて、ためになった」というようなオンエアを目指しています。

――最後に、視聴者の方々へメッセージをお願いします。

今まではすてきな朝から一日をスタートしていただきたいと思ってオンエアに臨んでいたのですが、「NEWS ZERO」を担当するに当たり、皆さんにとって一日の最後の時間に、今日の一日の出来事を分かりやすくお伝えして、見てよかったなと思ってもらえるようなオンエアを目指していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします!