鈴木伸之が主演を務めるドラマ「バントマン」(毎週土曜夜11:40-0:35、フジテレビ系※11月30日[金]は夜0:00よりスタート)のスピンオフドラマ「俺のヒーロー」が、11月30日(土)第8話放送後よりFODプレミアムにて独占配信されることが決定した。
本作は、土ドラ初の“スポーツ・エンターテインメントドラマ”で、中日ドラゴンズの全面協力で実現。ドラゴンズが連続ドラマとタッグを組むのも初であり、“初めてづくし”の作品となっている。
主人公は、ドラゴンズのホームランバッターとして活躍するも、やがて戦力外通告を受けてしまった元プロ野球選手・柳澤大翔。演じるのは、自身も中学生まで地元のクラブチームで4番バッターとして活躍した鈴木。誰かのスコアボードに幸せという名の得点を刻む」を信念に、犠牲を払って周囲をサポートする陰のヒーロー“バントマン”にスポットを当てている。
戦力外通告を受けた大翔を待っていたのはプロの球団ではなく一般企業。送りバントのように誰かのためにチャンスを提供する「バントマンになれ」という指示を受ける。子どものころからヒーローとして花道を歩んできた生粋のホームランバッターが、これまでの生き方とは真逆の地味な“バントマンの道”を歩むことができるのかを、野球哲学を交えてオリジナルストーリーで描く。
このたび配信が決定したスピンオフドラマで主演を務めるのは、バントマンの一人・吉岡葉留樹を演じる阿久津仁愛と、大翔の後輩で元中日ドラゴンズの選手・真鍋義信を演じる和田雅成。普段は淡々と自分の役割をこなしていく吉岡の隠された過去や、真鍋の大翔への秘めた想いなど、本編では語られなかったストーリーが描かれる。本編ではこれまで共演シーンがなかった2人だが、スピンオフでは野球愛の詰まった作戦室を舞台に丁々発止の演技合戦を繰り広げる。
イニングナイングループ社CEO・櫻田誠一郎(坂東彌十郎)の野球愛が詰まった作戦室には、実はさまざまな野球グッズが置かれている。ドラマ本編では、なかなかそれらに触れることができないが、このスピンオフではそれらもクローズアップ。また大翔や藤堂(平原テツ)、梶間(石川瑠華)といったバントマンメンバーが加わったワチャワチャしたシーンも。
物語は、バントマンたちの作戦室に真鍋(和田雅成)がやって来るところから始まる。中日ドラゴンズから戦力外通告を受け、第二の人生として大学進学を目指す道を選んだ真鍋。大学の下見のため名古屋から上京したついでに、先輩の大翔(鈴木伸之)に手渡したいと、風呂敷に包まれた“あるモノ”を持ってイニングナイングループ社を訪れたのだった。
偶然、作戦室にいたのは、吉岡(阿久津仁愛)ただ一人。吉岡は、真鍋とは初対面。自然と共通の知人である大翔の話になるが、お互いの「大翔との距離の近さアピール」が徐々にエスカレートしていき、まるで口論のような様相になってしまう。
作戦室での撮影が初めてで、何より大翔以外のバントマンたちと一緒のシーンがこれまでなかった和田は、少し緊張した様子。「ほぼ、“初めまして”状態だったので、最初は完全にビジターの雰囲気でした。ただ、真鍋の “異物感”が今回のスピンオフでは重要な意味を持つので、僕自身もそこに乗っかってしまおうと思い、ビジターの雰囲気のまま撮影に臨みました」と、この状況を楽しんでいた。
一方の阿久津は「スローモーションになるシーンがあるのですが、モニターでチェックしても面白くて、出来上がりが今から楽しみです。また、これまでの本編での出来事も随所に差し込まれるので、このスピンオフをきっかけに本編を見始めるのもアリだと思います」と、撮影を振り返った。
最近、通勤途中や業務中に誰かの視線を感じるという梶間。「もしやストーカーでは?」と心配になったバントマンたちは梶間の警護を申し出る。大翔や華(倉科カナ)たちが交代で警護に当たっていると、そこに近づいてくる怪しい人影が。その日以降、梶間の様子が急変し、とうとう会社にも来なくなってしまう。バントマンたちは梶間の近辺を探るが、自分たちが梶間のことを何も知らなかった事実に愕然とする。
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