ABEMA、国内OTT史上初“番組の文脈に合ったシーンに広告を配信する”新広告手法「コンテクスチュアルオーバーレイ広告」の実証実験開始

2024/11/28 12:00 配信

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実証実験が開始された新広告手法「コンテクスチュアルオーバーレイ広告」(C)AbemaTV,Inc.

ABEMAにて、人気オリジナル恋愛リアリティーショー「花束とオオカミちゃんには騙されない」の配信を対象に「コンテクスチュアルオーバーレイ広告」の実証実験が、国内OTTとして初めて開始されている。

「コンテクスチュアル(文脈)広告」は、ウェブページのキーワードや画像などを解析し、コンテンツの文脈にあった広告をテキストメディア対象に配信する手法で、さまざまな広告プラットフォーマーによって広く行われている。

ABEMAが実証実験を開始した「コンテクスチュアルオーバーレイ広告」は、その技術や広告手法を番組などの映像を対象に応用するもので、番組内の特定のシーンや場所に関連する広告を、該当する映像の枠内に表示する新しい広告手法として近年、注目を集めている。この手法により、広告主は訴求したい商品やメッセージと関連性の高い場面内でブランドストーリーを伝えることができ、視聴者は視聴を中断されることなく、番組の文脈とともに自然にブランドメッセージを受け取ることができるため、「良質な広告体験」として広告効果も期待されている。

国内OTT史上で初の今回の実証実験には、広告主として総合旅行サイト「エクスペディア」が参加しており、オリジナル恋愛リアリティーショー「花束とオオカミちゃんには騙されない」内の“旅行”と関連性の高いシーンにおいて、「コンテクスチュアルオーバーレイ広告」が登場している。

今回の実証実験では、「コンテクスチュアルオーバーレイ広告」の対象番組の視聴者に対するブランドサーベイにおける意識変容や、CM視聴との相乗効果などを可視化し、広告効果を検証する予定で、将来的には関連性の高いシーンに対するプログラマティックな広告配信、視聴者の属性や視聴環境などによって、表示するオーバーレイ広告を出し分けるといった技術確立を視野に、今後も「コンテクスチュアルオーバーレイ広告」の可能性を模索するとともに、広告商品としての実現に向け検証していく。

【写真】「花束とオオカミちゃんには騙されない」の配信を対象に実証実験が行われている「コンテクスチュアルオーバーレイ広告」(C)AbemaTV,Inc.