2017/10/04 11:00 配信
DISH//の4度目 となる日比谷野外大音楽堂でのワンマンライブは、台風18号の影響による雨の中での開催となった。オープニング映像が終わると、大きな空砲が鳴り、スモークがステージを覆い隠す。と同時に、彼らの最新曲「僕たちがやりました」のイントロが流れ出すと、客席から大きな歓声が上がった。さらに、スモークが消えてメンバーが姿を現すと、スラッシャー(DISH//のファンの名称)のボルテージは一気に上昇。降りしきる雨の中、「生きろ!」と叫ぶように歌う北村匠海の強烈なインパクトと共にライブの幕は上がった。
橘柊生が「皆さん、踊る準備はできてますかー? 俺らと一緒に踊ろうぜ! 俺たちも濡れるぜ!」と呼び掛けながら、DJ&キーボードブースを離れステージ前方へ。この曲ではダンサーも登場し、華麗なステップを披露していく。また、お決まりのフレーズで合いの手を入れるスラッシャーとの一体感が印象的だ。衣装のコートをひるがえし、クルクルと踊る柊生や小林龍二のラップ、匠海や矢部昌暉のボーカルと、曲中での歌唱が変わっていく中でも、昌暉がウィスパーボイスで放った“Shall We Dance??????”には黄色い歓声が飛んだ。
泉大智の刻むリズムに昌暉のギターが重なったところで、「1!2!3!」という匠海のカウントを合図に厚みのあるサウンドが会場を包む。その音にヘドバンで応えるスラッシャー。さらに後半には柊生が「一緒に声出してみましょう!」と、コール&レスポンスで盛り上げる。一方、ステージでも龍二と昌暉が立ち位置を交代する際、軽くアイコンタクトをして笑顔を見せるなど、最初は雨を気にしていた様子のメンバーもようやく肩の力が抜けた様子だった。
取材・文=片貝久美子
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