ドラマ〈未成年~〉W主演の本島純政&上村謙信「作品への想いが一緒で、そんな熱い気持ちにお互いが惹かれたんだと思う」

2024/12/02 12:00 配信

ドラマ インタビュー

ドラマ「未成年~~未熟な俺たちは不器用に進行中~」にW主演する本島純政と上村謙信   撮影=西村康

本島純政上村謙信(ONE N' ONLY)がW主演を務める「未成年~未熟な俺たちは不器用に進行中~」(毎週月曜深夜1:35-2:05、読売テレビ)が放送中。他人に無関心な優等生・水無瀬仁(本島)と破天荒なクラスの問題児・蛭川晴喜(上村)という正反対の2人の距離が回を重ねるごとに縮まり、ドキドキと胸キュンの展開が視聴者の胸を高鳴らせている。

今回、WEBザテレビジョンでは本島と上村にインタビューを実施。役を演じる上でそれぞれ意識していることや、「壁が何もない」(本島)「めちゃくちゃ仲がいい」(上村)と語る2人の関係性について語ってもらった。

キスシーンに関してあまり2人で話すことはないんです


――2話の衝撃のキスシーンをはじめ、もどかしくも初々しい展開が反響を集めている本作。役作りで大切にしていることは何ですか?

本島:水無瀬は“母親”“友達”“蛭川”という大きく分けて3組の人物たちと関わっていくのですが、それぞれのシーンで彼の異なる面を見せたいと思っています。母親に対しては“いい子”である自分を作っていて、友達の前では一線を引きつつフランクな感じ。蛭川といるときは友達に見せる顔とはまた違う、もっと水無瀬の本質的なキャラクターを出そうと意識しています。水無瀬は蛭川に対する気持ちが「好き」かどうか自分でもよく分からないのですが、その“もやっとした感情”も大切にしていきたいと思います。

上村:蛭川を演じる際は“今、この相手に対してどう思っているのか”というのをすごく考えています。水無瀬に対するその時々の感情は、もちろんこのドラマで大事になってきますし、担任の先生や友達に対しての感情の矢印の濃さなども考えながら演じています。また蛭川は、純粋で一つ一つの言葉や仕草、想いに力がある強い人柄だと思っていて、変に“やってやろう”とスイッチを入れなくてもその行動やセリフ自体にすごく意味があると思うんです。例えば、必要ならセリフの間を溜めていいと思うし、いろいろ想像をしながら蛭川というキャラクターを作り上げています。すごく難しいですが、監督からOKをいただいた時はすごく嬉しいです。

――現場では、監督やスタッフの皆さんとディスカッションをすることも多いそうですね。

本島:シーンをバラバラに撮ることも結構あって、物語の流れを整理しながら撮影することが求められる現場です。自分の中でごちゃごちゃになってしまったときは、監督とお話して「水無瀬と蛭川の関係値はこうなったから今の水無瀬はこれくらいやってもいいんじゃない?」とか、そういう確認をじっくりさせていただけるのは自分の中の安心と自信につながっています。そのディスカッションがあることで、落ち着いてお芝居ができるなって思います。

上村:素晴らしい脚本はもちろんですが、そういったディスカッションも含めた演出面がすごく信頼できる現場なんです。僕も監督やスタッフの皆さんとよく蛭川の心情について話しますし、そんな風に相談しながら作っていけるのは心強いなと思います。

――水無瀬と蛭川のキスシーンなど、絡みの芝居前はお2人で話し合ったりもするのですか?

本島:いえ、そこに関してはあまり話さないんです。それよりは、お互いのその場の感情を大切にするというか…。

上村:そうだね。水無瀬と蛭川、それぞれの感情を作った上で自然にやっている感じだと思います。知り過ぎるとフレッシュにできないというのもありますし。なので、監督が純政くんに『こういう感じで』とか演出をつけているとき僕はあえてあまり聞かないようにしています。その方がより新鮮に挑めるのかなと思います。

――新鮮なリアクションを大事にしたいということですね。

上村:はい。やっぱりそういうシーンは相手の芝居に対しての“受け”が重要になってくると思うので、そのスタンスは意識しているかもしれないです。

【写真】ずっと距離が近くどこか触れ合っている本島純政と上村謙信の2ショット写真全9枚   撮影=西村康


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