柔道日本代表の阿部一二三選手と阿部詩選手が11月28日、都内で行われた西新宿イルミネーションマーケット点灯式に出席。クリスマスの思い出を語った。
「西新宿イルミネーションマーケット」は、2024年11月28日から2025年1月13日の期間に新宿副都心4号街路にて開催。4号街路地下道出口から11号街路下の全長約200メートルに及ぶ通りをシャンパンゴールドのLEDライトが彩り、幻想的な夜の風景を楽しめる。
一二三選手はチェック柄、詩選手はブラウンのロングコート姿で登場。一二三選手は「今日は伝統的なタータンチェックのコートでコーディネートしたんですけど、すごく着心地が良くて気に入っています」、詩選手は「普段はモードなスタイルが多いかなと思うんですけど、今回はレトロチックなスタイルにしてみました。新たな自分自身ですごく良いかなと思います」と笑顔を見せた。
イルミネーションの思い出を聞かれると、一二三選手が「僕達は兵庫県神戸市で生まれて、ルミナリエというイルミネーションがすごく有名で、生まれた時くらいから家族で毎年ルミナリエに行っていたのが今でも思い出ですね」と回顧。詩選手も「冬になるとルミナリエが点灯して、人が多い中、お父さんに肩車とかしてもらいながらきれいな点灯を見ていたのを覚えています」と懐かしんだ。
その後、一二三選手、詩選手らが壇上の点灯台に手をかざしたのを合図にイルミネーションが点灯。一二三選手と詩選手は、20万球のイルミネーションを見渡し、目を輝かせた。
一二三選手は「本当に感動的。少し失敗して落ち込んでいる時とかうまくいかない時にこういうイルミネーションを見ると、少しでも心が穏やかになるのかな」とコメント。詩選手は「今年は夏の思い出がすごく濃かったんですけど、このイルミネーションを見て『冬も来たんだな』と冬という季節を感じられました。このイルミネーションを点灯できて、すごくうれしい思いです」とほほ笑んだ。
きょうだいでのクリスマスの思い出はあるかという質問には、詩選手が「特に(笑)。練習ばかりしていた日々だったので。クリスマスは合宿が多くて、一緒に過ごした思い出があまり…」とぽつり。一二三選手は「ほんまに。何してたかなと思い出すと、合宿ばかりしてた。クリスマスに合宿は絶対にあったので、練習してましたね(笑)」と頷いた。
2024年を一文字で表すならと尋ねられると、一二三選手が「二連覇の『覇』ですかね。2024年の目標だったんですけど、東京オリンピックが終わってからの3年間の目標だったことを達成できたので」と回答。
詩選手は「一文字は難しいんですけど、やっぱり悔しかった1年。悔しい以上に色々な感情があったんですけど、自分自身、目標にしていたことが達成できなかったのと、そういう中で人生の中で一番悔しい年になったんではないかなと思います」と答えていた。
◆取材・文=山田健史