倉科カナが主演を務めるオリジナルドラマ「情事と事情」が12月5日(木)よりLeminoにて独占配信スタート。本作は同名小説を原作に、さまざまな事情を抱える男女の関係が複雑に交差し意外なつながりを見せていく、“情事と事情”が絡み合う恋愛群像劇。さとうほなみが演じるのは、社会問題に意識が高いフリーライターの中条彩江子。主人公・愛里紗(倉科)とは学生時代からの友人関係にある。性格は真面目で、自分を律しすぎている部分も。男性に人生を預けて自立していない女性を愚かだと思っているが、仕事で出会った年下の世良晴人(佐藤寛太)に引かれてしまう…。そんな彩江子を演じるさとうに、演じる役柄や撮影中のエピソード、自身の恋愛観などを聞いた。
――「情事と事情」の台本を読んだ感想は?
最初に本を読んだ時は、最後まで読んで「お、ここもつながる!?なるほど」って思って、広い世界の中でこんなに繋がりが近いところであるというのも面白いなって感じました。彩江子は本当に素直に生きている人なので、一番興味を持った人物でした。
――さとうさんから見た“彩江子”はどんな人物ですか?
彩江子は過去につらいことがあって、特に“ジェンダー問題”に強い思いがある人なんですけど、ただひたすらに“真っ直ぐな人”なんだなって思いました。なので、何も疑わずに自分の思いと正面から向き合えば“彩江子”になれるんじゃないかなって。
ただ、過去もそうですけど現在もつらいことが多い人なので、演じていてもずっとしんどかったです。
――そういう過去が彩江子の今の“恋愛観”に表れているんでしょうね。
そうですね。“恋愛をしない”というのは怖がってるんだと思うんです。傷つくのって怖いじゃないですか。それを経験していたりするので、自ら傷つけにいきたくないから、恋愛をしないということで避けてるのかなって。でも、そうもいかないところが“出会い”なんでしょうね。
――佐藤寛太さんが演じる世良晴人とのシーンが多いですが、撮影での印象的なエピソードを聞かせてください。
晴人くんって言動が怖いんですよ(笑)。寛太くんも演じた後に「怖っ!」って言ってましたし、「何を思ってこんなセリフを言ってんの?」みたいな話もしていました。そんな晴人に振り回されている彩江子という図も面白いなと思いましたね。“クレイジー世良”と“バカ真面目彩江子”みたいな(笑)。
どっちも悪気がないんです。見えてる景色は同じなのかもしれないんですけど、“感じてる”景色が違っているんだと思うんです。
――そんな晴人と彩江子の“関係性”をどう捉えていますか?
仕事で知り合って、飲みにいってちょっと仲良くなって、もしかしたら付き合うんじゃないかみたいな関係性になって、でも一回拒否して、結局付き合うっていうのは、実際にありそうなリアルな流れだなって思いました。
そういう意味で、晴人と彩江子の関係性は“分かる”って思う人も多いんじゃないかと思いますね。
――晴人役の佐藤寛太さんは、共演してみてどんな印象を受けましたか?
真髄はわからないですけど、お芝居の考え方とか好みが似ていたり、共通言語が多くて話しやすいですね。そういった共通言語が多かったというのもあって、お芝居の時もすごくやりやすかったです。
――彩江子が晴人とバーで出会いますが、そのバー「水無月」の経営者でバーテンダーの流奈(真飛聖)は、さとうさんから見てどんなキャラですか?
流奈さん、かっこいいです!カクテルを作ってる姿を見た時、思わず「かっこいい」って言っちゃいました(笑)。彩江子から見るとお客さんの目線なので、ただただかっこいいなんですよ。玲門(寺西拓人)と何かあるとかも私は知らないので、私の愚痴を聞いてくれるかっこいい店主なんです。
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