スター・ウォーズ最新作「スター・ウォーズ:スケルトン・クルー」が12月3日(火)よりディズニープラスにて初回2話日米同時独占配信(※翌週以降は毎週水曜日11:00配信)される。本作の監督を務めるジョン・ワッツが、ジョン・ファブローとデイヴ・フィローニから受けたアドバイスを明かした。
本作の舞台はダース・ベイダー亡き帝国崩壊後の銀河。平和と正義の守護者・ジェダイがおとぎ話となった時代の物語。平和な星から広大で危険な銀河に迷い込んだ4人の少年少女たちは、フォースを操る“謎の男”と出会い、即席チームのスケルトン・クルーを結成し、故郷を目指す壮大な冒険に巻き込まれていく。
世界中で社会現象となった「マンダロリアン」シリーズと同じ時代を舞台にしており、同作を手掛けたジョン・ファブローとデイヴ・フィローニも本作では製作総指揮を務め、デイヴ・フィローニは今後公開を控えている新作映画4作品全ての製作総指揮を務めることが決定している。
ショー・ランナーを務めるジョン・ワッツは、今後の「スター・ウォーズ」作品を牽引する2人から本作の製作にあたり助言を受けていたことを明かしており、「ジョン・ファブローとデイヴ・フィローニからは『スター・ウォーズを作ろうとするのではなく、ジョージ・ルーカスが取ったアプローチとそのプロセスを見るべき』というアドバイスを受けました」と告白。
さらにその内容について「ジョージ・ルーカスは当時、西部劇や黒澤明、神話学の学術作品など、自分の大好きな参考文献やインスピレーションを受けたものを織り交ぜて『スター・ウォーズ』を創作したんです。だから彼らのアドバイスは『期待されるものを作る必要はない。自分がインスパイアされたものをたくさん取り入れて、何か驚くような新しいものを作ればいい。ジョージと同じプロセスを辿れば、結果的に良いものが生まれる』というものでした」と語る。
そんなアドバイスを送ったジョン・ファブローとデイヴ・フィローニも「マンダロリアン」シリーズ製作時には「ルーカスの製作方法に倣い、各章でそれぞれのキャラクターに変化を加えながら掘り下げていった」とルーカス流のやり方を踏襲したことを明かしており、同シリーズは完璧な“スター・ウォーズ”と称され成功を収めている。
先輩クリエイターからアドバイスを受けたジョン・ワッツは、自身が幼少期に好きだった「グーニーズ」や「E.T.」などのアンブリン作品のエッセンスを本作に取り入れており、4人の少年少年の壮大な冒険を描くストーリーは、新たな“スター・ウォーズ”として期待が高まっている。さらにジョンは「この作品の世界観やトーンは『スター・ウォーズ』のどの作品と並んでも成り立つようにしたいと思いました。それと同時に僕たちは、『スター・ウォーズ』を知らなくても見られるような作品にもしたかったんです。誰にでも魅力的な作品になっていることを願っています」と本作に込めた思いを明かしている。
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