人気アイドル、2PMのメンバー・テギョンとして活躍する一方、俳優としても存在感を見せるオク・テギョンが不可解な謎に包まれた連続殺人事件に迫るサスペンス「ブラインド」(2022年)がCS放送「衛星劇場」にて12月13日(金)夜11:00から放送される。タッグを組むのは、注目俳優のハ・ソクジンと、女性アイドルグループ・Apinkのメンバーで俳優のチョン・ウンジ。人気作を量産するスタジオドラゴンが満を持して送るスリリングなクライムサスペンスの見どころを紹介する。
真夜中、廃墟のような場所を死に物狂いで逃げ惑う少年たち。彼らがどういう境遇で、なぜ追われているのかはこの時点で一切明かされない。だが、追ってくる男“サイコ”に捕まれば、どうやら無事ではいられないらしい。“サイコ”が連れた猟犬が辺りを嗅ぎまわり、草むらの影で息をひそめる少年たちに刻一刻と迫っていく――。
そんなミステリアスで緊迫感あふれるプロローグから始まる本作。そこから時代が20年飛び、強力班刑事ソンジュン(オク・テギョン)を中心とする物語がスタートする。
ムヨン市の土手で、口角がジョーカーのように切り裂かれた女性の遺体が発見された。事件を担当したソンジュンは、捜査の過程で社会福祉士のウンギ(チョン・ウンジ)と知り合う。その後、ソンジュンはさきの“ジョーカー殺人事件”の容疑者を検挙するが、容疑者はかたくなに否認し、国民が裁判に参加する陪審員制度を要請する。
その陪審員9人のうちの一人にウンギが選ばれ、担当判事に任命されたのはソンジュンの兄ソンフン(ハ・ソクジン)だった。ウンギたち陪審員の判断が決め手となり容疑者は有罪を言い渡されるが、翌日、陪審員のひとりが同じく口角を切り裂かれた遺体となって発見された。真犯人は別にいる…。ソンジュンは、自身も窮地に陥りながら、ソンフンとウンギの強力を得て真犯人捜査に乗り出す。
本作の魅力は、序盤から多くの謎が提示され、見始めたら止まらない没入感。“遺体の口角を切り裂く”という常軌を逸した連続殺人事件の真犯人はもちろん、ひとり、またひとりと命を狙われる9人の陪審員の“共通点”、そして、ソンジュンを陥れようとする何者かの策略。そのすべてが20年前のおぞましい秘密へとつながっていく。
殺人事件の謎を追うミステリーであり、命を狙われるウンジや窮地に追い込まれるソンジュンを描くサスペンスでもあり、20年前の忌まわしい秘密を描くスリラーでもある本作。緊迫感あふれるドラマを作り上げているのは、主人公・ソンジュン役のテギョンを中心とした、俳優陣の熱演だ。
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