コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、COMICポルタにて連載中の虎太郎さんが描く『思春期お坊ちゃんと万能執事』をピックアップ。
虎太郎さんが2024年10月17日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、7,800件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、虎太郎さんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
屋敷に住むお坊ちゃん・フィンに仕える専属執事・アルは、何でも完璧にこなす執事だった。
その日もいつも通りフィンを起こしに行ったアル。ベッドにフィンの姿はなく、代わりにうさぎのぬいぐるみが寝かされていた。しかし、それはフィンのいたずらであることをすぐさま見抜くアル。てきぱきと着替えを手伝う間、睡眠の大切さについて口うるさく言うアルを、フィンはとんだお節介野郎だとうっとおしく思っていた。いつかぎゃふんと言わせたいと、その日もクラッカーで脅かすつもりだったが、逆にアルにクラッカーを鳴らされ「クラッカーは人に向けて打ってはダメですよ」と言われてしまうのだった。
別の日、フィンはアルを振り回す作戦を思いつく。そして、食べたい物や飲みたい物をあれこれ希望を変えて言ってみたり、歩くのが疲れた、と抱っこで運ばせたりするのだが、いずれも思い通りにいかず逆に振り回されてしまう。
さらに別の日には、朝食に大嫌いな野菜を入れらてたフィンがアルに仕返しをしようと、庭にいるアルにホースで水をかけようとする。しかし、水が出ず困っていると突然水が噴き出し、自分にかかってしまう。今回も仕返しが上手くいかなかったフィンは、拗ねてその場を去っていくのだった。
作品を読んだ読者からは、「微笑ましくてほっこりします」「すべてが刺さりまくって最高でした!」など、反響の声が多く寄せられている。
――『思春期お坊ちゃんと万能執事』は、どのようにして生まれた作品ですか?きっかけや理由などをお教えください。
執事、生意気なガキんちょ、思春期、という自分が描きたいものをひたすら詰め込んだらできました。
――今作を描くうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
小さい子目線で考えることです。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
「俺が眠れるまでここにいろ」です。
お坊ちゃんの話を思いついたときから、このお話はどこかで入れたいと思っていました。
強がりなフィンの弱い部分を、初めてアルに見せるシーンなので気に入ってます。
――作品には「かわいい」「可愛くて愛おしい!」などの声が寄せられていますが、普段作品のキャラクターはどういったところから着想を得られる事が多いですか?
基本は、身近に感じたことや、体験したことから得ることが多いです。
「思春期お坊ちゃん」は少し例外で、はじめは猫とウサギが仲良くしてる動画から着想を得ました(笑)。
それぞれの動物の性格にあてはまってる部分が二人にあるので、ぜひ探してみてください…!
――虎太郎さんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
ドラマCD化、アニメ化、グッズ化――とデカい夢をたくさん叫んでおきます!
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
いつもありがとうございます!
筆を折らずに漫画を描き続けていられるのも、楽しみにしてくださる皆様のおかげです。
まだまだ描きたいお話はたくさんありますし、命尽きるまで描いていく予定ですので応援よろしくお願いします!
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