ムロツヨシの存在感が印象的な、漫画アプリ「ピッコマ」CMに出演「あのカワイイ子だれ?」と話題になったCM美女・空美。過去には西島秀俊がショコラティエ役で出演していた自動車のCMや、有名ドリンクメーカー、コンビニなどなど多数のCMに出演してきた彼女。柔らかな印象の見た目とは違う強気な一面や、CM仕事での失敗談など、意外な素顔に迫った!
――空美さんはピッコマ以外にも数多くのCMに出演されてきました。また、モデルとしても「non-no」「GINZA」「装苑」など多数の雑誌で活躍を。そもそもデビューのきっかけは?
高校2年生のときのスカウトです。中学生時代から何度か誘っていただいたことはあったんですけど、親にすごく反対されていて…。
それでも興味があったので、高校2年のときは勝手に事務所へ行って、詳しい話を聞いちゃったんです。
そして「後は契約するだけだから、それだけでも来て」って親にお願いをして、なんとか契約を。でも、その後数カ月、口を聞いてくれませんでした(笑)。
――最初はどんな仕事を?
初めての仕事を、すっごく覚えていて、結婚情報誌のモデルだったんです。私も入れて4人くらいのモデルで、ウエディングドレスを100着紹介するという企画でした。
他のモデルさんが、雑誌で見たことある方ばかりだったので「あの子知ってる!この子も!!」と嬉しかったですね。
でも、発売された雑誌を見てみると、大きな失敗をしていたことが分かって…。
高校のとき自転車通学だったので、制服の半袖シャツから出ている腕の部分が黒く日焼けしていたんですよ。
袖無しドレスを着ている写真で、腕の日焼け部分が“黒い手袋”をはめているように見えて「わ~!なんだこれーっ!!」って(笑)。
――(笑)。では、CMのお仕事で印象的なものはありますか?
初めて一人で、メインとして出させていただいたのが、便秘のお薬のCM(2011年)なんですよ。
でもそのとき、すごくうまくいかなくて…泣いてしまいました。
――えっ、何があったんですか?
歩くシーンで、何度も何度もNGになり、全然OKが出なかったんです。「もっと普通に歩いて」って。
コレクションのショーモデルもさせていただいていたので、モデルとしてのウォーキングは練習してたんですよ。
「めっちゃレッスンしたのに、これじゃダメなんだ…。私、これしか歩けない」と…。
もちろん、最後にはなんとかOKが出て収録は終わったんですが、“普通に歩く演技”というのは結局つかめないままでした。
それが悔しくて、収録スタジオからの帰り道に泣いてしまったんです。初めて仕事で泣きましたね…。
でも、歩き方ひとつとっても、こんなに奥が深いんだと、すごく勉強になったできごとでした。
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