コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回紹介するのは、世界温度計さんがX(旧Twitter)上に投稿した漫画「ぶりっ子振りっ子」だ。12月5日時点で7.6万以上のいいねがつく反響が集まり、話題となっている。今回は作者の世界温度計さんに制作の背景を伺った。
女子高生のマチの同級生には“ぶりっ子”がいる。
名前はミミで、「さしすせそ」は完璧、大げさな感情表現はみんなの注目を集め、非力アピールからの頼み事はお手のもの。生半可なぶりっ子ではない。
そんな彼女のことを笑う子もいるが、マチは彼女の天真爛漫さが好きだった。
ある日、マチが自習室に向かうとミミが1人で泣いていた。ミミは友達にもらったクマのクッキーがかわいくて食べるのがかわいそうになって泣いていたという。
『誰もいるわけではないのに素でこれなのか…』と驚くマチ。そのままミミと一緒に勉強をすることになる。そこで聞いたミミがぶりっ子になった理由とは……?
実際に漫画を読んだ人達からは「私の好きが詰まりすぎて泣いている」「がんばってる女の子はかわいい」「生半可な奴じゃない」「なにこれ好き」「読んで良かった漫画」「読め、尊いぞ」と、いった声があがっている。
今回は、作者・世界温度計さんに『ぶりっ子振りっ子』の制作について話を伺った。
――「ぶりっ子振りっ子」を創作したきっかけや理由があれば教えてください。
「嘘泣き」が実は本物の涙だったら?…と思いついたのがきっかけです。
ぶりっ子は「媚びている」というマイナスなイメージがつきがちですが、媚びることも努力の一つですし、突き詰めれば強大な武器なので、そういう芯の強いぶりっ子を見てみたいと思い制作しました。
――描く上でこだわった点や、「ここを見てほしい」というポイントはありますか?
最もこだわったのは、ぶりっ子の顔をかわいく描くことです。読んだ人が全員彼女を好きになるように、余すところなくかわいくするぞ!という気持ちで描きました。読んでくれた方からも沢山かわいいと言っていただけてよかったです。
――特にお気に入りのシーンやセリフがあれば、理由とともに教えてください。
「ショセージュツってやつなの」というセリフは初期から決まっていて、決め台詞として気に入っています。
それは自分にだけ打ち明けてくれた本心なのか、それともこの台詞すら計算された「ぶりっ子」なのか?という分かりきれないところも彼女の魅力だと思っています。
――作品を描くときにストーリー設定やキャラクター設定は、どのようなところから着想を得ることが多いでしょうか?
日常の些細な疑問から考えを広めていって、その結論や疑問自体を誰かと共有したい、どういう話にしたらこの感情が伝わるだろう?前後にどんなエピソードがあったら好きなものの魅力が伝わるだろう?と思って描くことが多いです。
――今後の展望や目標を教えてください
もっと成長して、長く漫画を描き続けていきたいです。
単行本を出すのを目標に、精進します!
――最後に作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
見つけてくださって、応援してくださってありがとうございます。
次はきっともっと面白い漫画を描くので、また読んでもらえると嬉しいです。
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