映像内に後から広告商品を合成 ABEMAが「オオカミくん」「今日好き」など恋リア対象にVPP番組広告フォーマット提供開始

2024/12/05 11:00 配信

バラエティー 芸能一般

提供を開始しているバーチャルプロダクトプレイスメントの番組広告フォーマット(C)AbemaTV,Inc.

ABEMAのオリジナル恋愛リアリティーショー「オオカミには騙されない」「今日、好きになりました。」「恋する▼週末ホームステイ」(▼=ハートマーク)各シリーズと「GIRL or LADY~私が最強~」のオンデマンド配信されている番組を対象に、AI、デジタル技術を活用したバーチャルプロダクトプレイスメント(以下、VPP)の番組広告フォーマットの提供を開始している。

従来のプロダクトプレイスメントは、映画やテレビ番組の制作段階で、ブランド商品をシーン内に自然に配置し、撮影する広告手法として、これまでも広く行われているが、VPPは放送を終了後でも、ブランド商品を映像内に合成することができる新しい広告手法として、近年、注目を集めている。

ABEMAでは、2023年12月から2024年1月の期間において、VPPの実証実験を行い、実験番組の視聴者に対し、ブランドサーベイを行った。それを通じて、ブランド商品に対する意識変容や、広告体験に対するユーザーの好意的な反応、広告体験の受容性の高さなど、VPPがもたらす新しい広告体験の可能性に確かな手ごたえを感じ、今回、広告商品として提供することが決定した。

VPPについて
VPPでは、すでに収録された番組内の登場人物やシチュエーションなどをAI技術によって解析し、どのようなブランド商品を、どのような形状で、どのように配置できるかを可視化する。ブランド広告主やコンテンツプロバイダーは、それらの情報から、番組内でどこに配置するかを後から決めることができるという点が、VPPのメリットや大きな特徴であると言える。

VPPの番組広告フォーマット提供対象番組
「オオカミには騙されない」シリーズ
「今日、好きになりました。」シリーズ
「恋する▼週末ホームステイ」シリーズ
「GIRL or LADY ~私が最強~」

【写真】バーチャルプロダクトプレイスメントを実現する広告手法(C)AbemaTV,Inc.