【熱狂の一夜をもう一度!DISH//日比谷野音ライブ「MUSIC BOIN!!」ライブ全曲リポ4】M7「It’s alright」~M9「JUMPer」

2017/10/04 11:00 配信

音楽

M7「It’s alright」


撮影●諸井純二


野太い低音を効かせたサウンドがかっこいいロックチューン。“迷わずGo とりあえずDive ガムシャラにWe’ll be alright”という歌い出しは、雨が降りしきる野音にピッタリだった。ここまでのヘッドセットマイクからマイクスタンドに変えて歌う匠海を、両脇で踊りながら弾く龍二と昌暉、そしてスピーカーの上に立って観客を煽るように踊り、ラップする柊生がしっかりと支える。また、全体を通してタイトなビートを響かせる大智のドラムも秀逸。ロックバンド・DISH//の形を印象づけた。

M7「大智ソロ」


撮影●諸井純二


匠海、龍二、昌暉、柊生がステージから去り、大智のドラムソロがスタート。ことし1月に加入した彼は、メンバーも口をそろえて言うとおり、DISH//の軸をバンドへと寄せさせた。この日のステージ上でも、リズムを自在に変え、緩急をつけたドラミングを披露し、“DISH//のドラマー”としての存在感を放ち、スラッシャーを魅了した。

M9「JUMPer」


撮影●諸井純二


ステージに再び5人が登場。匠海の「行くぞー!」という叫び声を合図に、「JUMPer」冒頭の掛け声をスラッシャーが大合唱。終始ハイテンションなロックチューンだが、後半で披露される、ここまで“盛り上げ担当”として要所要所で観客を煽っていた柊生の、キーボードソロも聴きどころの一つ。また、“仰げば愛しき この青空 手を伸ばせば”など、一歩踏み出す勇気を空に重ねる歌詞が印象的なこの歌で、匠海は何度か空を仰ぎ見た。伸ばした手は無情にも雨に濡れたが、そんなことは物ともせず、むしろ力強いパフォーマンスとなってスラッシャーの目に映った。