<アナと雪の女王2>松たか子が演じる“エルサ”のカッコよさにしびれ、アナとの姉妹愛に涙…歌声にも感嘆

2024/12/06 06:10 配信

映画 レビュー

エルサやアナたちが新たな冒険の旅へ(C)2024 Disney

「モアナと伝説の海2」(12月6日[金]劇場公開)と、「ライオン・キング:ムファサ」(12月20日[金]劇場公開)が12月に続けて公開されることでも注目を集めるディズニー作品。そんな中、11月29日の「金曜ロードショー」(毎週金曜夜9:00-10:54、日本テレビ系)では、“3週連続冬のディズニー映画特集”の第1弾として名作映画「アナと雪の女王」が放送された。放送中や放送後にSNSで「久々に見たけどやっぱり良いな~」「何回見ても面白い!」と反響が寄せられる盛り上がりを見せた。そして12月6日(金)は、同特集の第2弾として続編となる「アナと雪の女王2」がオンエア。今回は、メインキャラクターたちの見どころから魅力に迫ってみたい。(以下、ネタバレを含みます)

エルサとアナの姉妹に再び試練が…


続編で描かれるのは、前作から3年後。アレンデール王国の女王となったエルサは、アナ、クリストフと彼の相棒であるトナカイのスヴェン、そして雪だるまのオラフと幸せに過ごしていた。

そんなある日、エルサは不思議な歌声を聞くようになる。それはエルサにしか聞こえなかった。その声に導かれるように魔法を使うとアレンデールに嵐が襲来。妖精のトロールの長・パピーに精霊の怒りを鎮めなければ王国を救えないと言われ、エルサたちは風・火・水・大地の精霊が住む魔法の森へ向かうことに――。

困難に立ち向かうエルサがとにかくかっこいい!


冒頭、幼いエルサとアナが、エルサが作った雪の人形で魔法の森を舞台にしたお人形遊びをしているシーン。アナが王子様に危機を救ってもらうキスを…というところで、エルサは「キスで森は救えないでしょ」と言った。これは前作で描かれた“真実の愛”が王子様とのキスではなかったことを暗示しているかのよう。それはさておき、この遊びの様子を見ていた父からエルサとアナは魔法の森の存在を聞いていたのだった。

前作で自分の魔法の力を恐れたエルサだが、今回はその魔法がなぜ自分だけが使えるのかという理由に迫る。そこから両親の死、そして王国の過去の秘密も明らかになっていく。

魔法の力を使いながら困難に立ち向かうエルサ。さらなる危険な目には合わせられないとアナとオラフを魔法で作った舟に乗せて遠ざけ、自分1人で先に進むことにする。険しい荒波が特徴のダーク・シーを突破しなければならないのだ。荒れ狂う波に何度も押し返されながらも立ち向かう様子はスリリングで手に汗握る。

そんなエルサの姿は、さながらヒーローのようでかっこいい。自分1人で氷の宮殿に閉じこもっていたときの姿はもうない。魔法の力の秘密を知りたいという思いだけでなく、女王として国を守る使命もあるのだ。

今回もエルサの声の日本語吹き替えを松たか子が務めているが、メイン曲「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに」などを前作以上に伸びやかに、また力強く歌い上げて、エルサを沸き立たせている。