【熱狂の一夜をもう一度!DISH//日比谷野音ライブ「MUSIC BOIN!!」ライブ全曲リポ6】M13「愛の導火線」~M15「Running Road」

2017/10/04 11:00 配信

音楽

M13「愛の導火線」


撮影●諸井純二


スラッシャーとのコール&レスポンスを経て、「愛の導火線」のイントロが流れると会場のボルテージは最高潮に。振り付けを覚え、曲に合わせて踊るスラッシャーの姿に、DISH//のメンバーの演奏にも一層熱が入る。龍二と昌暉はステージに用意されたお立ち台に立ち、柊生もステージ前方まで出てきてスラッシャーと一緒に踊る。匠海の歌声もより力強くなったようだ。ライブはまだ中盤だが、会場はクライマックスのような熱気に包まれた。

M14「皿に走れ!!!!」


撮影●諸井純二


「愛の導火線」の興奮冷めやらぬ中、彼らはさらに畳み掛けるように「皿に走れ!!!!」を投下。曲が始まった瞬間、メンバーとスラッシャーがそろってヘドバンでリズムに乗る光景は圧巻!の一言。ハンドマイクを手に、ステージ上を縦横無尽に動きながら歌っていた匠海は、“On the Winding Road 皿に走れっ!!!!”という歌詞を体現するかのように客席へ。最前列のバーに足をかけて歌い上げただけでなく、「横浜スタジアム!」と、5人が掲げる目標の場所を力の限り叫んだ。

M15「Running Road」


撮影●諸井純二


DISH//はさらに走る。自分たちで作詞作曲を手掛けたこの曲は、それぞれの個性を生かしたアレンジが魅力。柊生のキーボードで華やかに幕を開け、ラップを織り交ぜながら次々とリードボーカルが変わっていく。リリース時は匠海、龍二、昌暉、柊生という4人だったが、そこに大智が加わることによって、より力強さを増した印象だ。なにより、大智が楽しそうにドラムを叩いている姿は、スラッシャーの目に焼き付いたに違いない。

取材・文=片貝久美子