「イッツ・ア・スモールワールド」の最終節に、リチャード・シャーマンが書き下ろした歌詞を紹介するトリビュート動画「ザ・ラスト・バース(“最終節”)」が、ディズニープラス公式YouTubeチャンネルとディズニープラスで公開された。
ロバート・シャーマンとリチャード・シャーマンの兄弟が生前に書き上げた「イッツ・ア・スモールワールド」は、1964~1965年のニューヨーク万博で、ユニセフ支援を目的にウォルト・ディズニーが監修したアトラクションのために誕生した。
この楽曲は、シンプルなメロディーに込められた平和への願いと、世界がひとつにつながるという普遍的なメッセージで多くの人々の心をつかんだ。今でも、世界5カ国のディズニーパークで愛され続けている。
2024年5月に逝去したリチャード・シャーマンは、2023年夏、“ディズニーへの最後の贈り物”として「イッツ・ア・スモールワールド」に5行の新たな歌詞を最終節として加えていた。
動画は「イッツ・ア・スモールワールド」60周年記念動画として制作されたもの。映像には、この楽曲が、仲間と声を合わせるひととき、踊りに夢中になる瞬間、家族と心温まる思い出を共有する場面、そして携帯電話の着信音としてふと耳にするとき、さまざまな形で日常に寄り添い、人々の心を優しくつないできた様子が映し出されている。
そしてラストでは、そんな国境や世代を超え愛された名曲に乗せ、リチャード・シャーマンが最後に託した最終節が明かされる。
ウォルト・ディズニー・カンパニー最高経営責任者ボブ・アイガーは、シャーマン兄弟について、「シャーマン兄弟は、ここ100年で最も愛される音楽を数多く生み出した伝説的なクリエイターで、その影響は世界中の文化に深く根付いています。リチャード・シャーマンが亡くなる前に『イッツ・ア・スモールワールド』の最後の歌詞を朗読してくれた瞬間を忘れることはありません。この特別映像には、彼らの素晴らしい音楽の貢献や思い出、そして世界中の人々が世代を超えて共有し続ける数えきれない記憶を描いています」とコメントした。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)