【熱狂の一夜をもう一度!DISH//日比谷野音ライブ「MUSIC BOIN!!」ライブ全曲リポ9】M22「Newフェイス」~EN「コトダマ」

2017/10/04 11:00 配信

音楽

M22「Newフェイス」


DISH//コールが鳴り響く中、ロックテイストな衣装に着替えたメンバーが登場。ライブ再開のナンバーは、ゴリゴリのハードなサウンドを響かせる「Newフェイス」。サイケデリックな映像やダンサーが大集合したステージは、さらにスラッシャーの興奮を掻き立てる。最後は大きな特効音と共にスモークがステージを包んだ。

M23「東京VIBRATION」


撮影●諸井純二


本編最後を飾るアッパーチューン。柊生はステージを駆け下り、客席の中央に設置されたサブステージでタオルを回しまくる。ステージに残った4人は、昌暉が頭を激しく回しながらギターをかき鳴らすなど渾身のプレイを続け、中盤では大智が歌声を披露する場面も。雨の中、2時間近く見事なパフォーマンスでスラッシャーを魅了した5人は、一様に笑顔で本編を締めくくった。

M23EN「コトダマ」


撮影●諸井純二


「おかわり」コールに応える形でステージに戻ってきた彼ら。アンコールの1曲に選んだのは、初披露となる「コトダマ」。演奏に入る前、匠海はメンバーを代表して、「僕たちは言霊の力を信じて、横浜スタジアムという夢に向かって毎日前に進んでいます。そんな僕らの想いが、今日ここにいるみなさん、そして今日ここに来られなかったみなさんに届きますように」と曲に込めた想いを語ると、5人は熱のこもった歌と演奏を奏でた。

演奏を終えた5人は楽器を置き、ステージの中央に並び、集まった3000人のスラッシャーに向け「今日は本当に、雨の中ありがとうございました」と感謝の気持ちを表明。その後、匠海は「伝説のライブだったんじゃないでしょうかね!? (雨の中では)もう一生やりたくないです(笑)」と言ってスラッシャーを笑わせた。しかし、彼はこうも続ける。「でも、この2、3時間は僕らが前に進むために絶対必要な時間だったと思うし、今のDISH//がこの先も成長するための大きな足跡だったんじゃないでしょうか」と、あらためてこの野音公演が持つ意味を噛みしめると同時に、来年1月1日に予定されている日本武道館公演でのさらなる成長を誓った。最後は5人で手をつなぎ、「以上、DISH//の柊生と、昌暉と、匠海と、大智と、龍二でした!」と生声で絶叫。そして、ずぶ濡れのスラッシャーに向け、「風邪ひかないように」「ちゃんと湯船に浸かってね」「気をつけて(帰って)ね」と優しく呼び掛けながらステージを去っていった。