毎週土曜深夜に放送中の「土曜ドラマ24『フリンジマン~愛人の作り方教えます~』」(テレビ東京系ほか)。青木U平の同名漫画を原作に、結婚生活に冷め切った3人の男たちが“とにかく愛人が欲しい”と願う、無謀かつピュアな思いをかなえるため、愛人教授・井伏(板尾創路)の厳しい指導の下、“愛人同盟”を結成し、数々のミッションを必死に遂行していくコメディーだ。
この驚きのドラマで一際異彩を放つのが、主人公を演じる板尾。これまで目にしたことのない“愛人教授”というキャラクターを見事に演じきっている彼が、作品にかける思いを語ってくれた。
――このドラマの反響はいかがですか?
この時期にすごいテーマですよね。たくさんの方に「面白い」と言っていただけてうれしいです。世間とマッチングしているのかなと。
――共演者の方々の印象はどうでしょう?
愛人同盟は原作キャラにすごく近くて、イメージ通りの役柄の方が多いなと思いますね。だから違和感なく演じることができています。
全員ふざけることなく、真剣に馬鹿をやることは一貫してますし、そこに手応えを感じてます。
――井伏の愛人役には、壇蜜さんと安達祐実さんも出演されています。
壇蜜さんは違和感なくぴったりだなと思いましたけど、安達さんが愛人役と知った時は驚きましたね。安達さん本人は際どいせりふも楽しんでいたようでしたよ。“愛人”安達祐実は結構インパクトがあるんじゃないかな。
小さい頃からの安達祐実を見てきた国民が鑑賞しなければいけないドラマだと思いますよ。
――今回は“愛人教授”という現実には想像できないキャラクターですが、演じるにあたって役作りはどうされましたか?
本当にお手本のないキャラクターですが、僕は「古畑任三郎」を意識しました。人を観察して推理するところが似ているし、感情のない淡々とした語り口調も参考にしましたね。
それでもやはり一から構築する必要のあるキャラクターだったので、前例のなさを逆に楽しませていただきました。
――もし井伏が実在したら、聞いてみたいことはありますか?
60代や70代になってから、どういう愛人づくりをするのか質問したいですね。若い女性にモテる男になるのか、同世代を狙うのか…そしてどんなアプローチをするのか、気になりますよね。
――なるほど(笑)。最後に見どころをお願いします。
一見“愛人づくり”というおバカなことをしていますが、演出はサスペンス風で緊張感があるので、これは一体何を見ているんだろうか? と思わせられるところでしょうか。
油断していると感動してしまう場面もあるので、なるべく決定的な間違いに突っ込みながら見てくださいね(笑)。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)