コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、comicスピラで連載中のマンガ『修羅幼女の英雄譚~半端者と言われた傭兵、幼女に転生して成り上がる~(原作:沙城 流さん、作画:むらたんさん)』の第一話をピックアップ。
2024年11月18日に作画を担当するむらたんさんがX(旧Twitter)に本作を投稿されたところ、3,800件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、むらたんさんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。
幼いころに憧れた『英雄』…才能がないと言われ続けた少年は老兵となっても『英雄』に近づくべく戦場に立ち続けていた…。『英雄』への憧れはいつしか執念と化し、彼は周囲から「修羅」と呼ばれるようになる。
憧れつづけた『英雄』とついに刃を交える機会が訪れるも、一太刀も届かず敗れてしまう…。一生を使い果たした努力をもっても凡人の枠を超えることはなかった…「もしも二度目の人生があれば…」願いながら逝った老兵「修羅」…しかし目を覚ますと「修羅」は幼女に転生していた。二度目の人生で彼は憧れ続けた『英雄』に近づけるのか…これから始まる物語に読者から「面白すぎ」「絵がきれい」など多くの反響が寄せられている。
――今回ピックアップするエピソードはcomicスピラから発売中の『修羅幼女の英雄譚~半端者と言われた傭兵、幼女に転生して成り上がる~』の第1話です。先生は作画を担当していらっしゃいますが、「ここを見てほしい」というポイントがあればお教えください。
剣と魔法と血なまぐささと泥臭さ、一人ひとりに意思と人生がある登場人物たち…わたしが作画担当としての“強み“をたくさん生かしてもらえる作品だなと思っています。
不屈の主人公が『英雄』を目指すお話が大好きなので!
主人公のソルと一緒に切磋琢磨して最強の漫画を目指していければと思っています。
――本作では老兵が幼女に転生しますが、転生直後の姿がとてもかわいくてギャップにトキメキました。キャラクターデザインでこだわった点があればお教えください。
ソルは外見にあまり頓着がなさそうな主人公だったので服にギャップを出せると思い、内面の老成さが発揮されれば良いな!無骨さの中に無自覚に存在するあどけない少女感が出せたらいいな!とダボダボした成人男性の服に無理やりベルトなど巻きつけるデザインが楽しかったです。
わたしのフェチをくすぐられました!
ソル以外なら、そのキャラの人生を掴みやすい外見になればいいなと思い、特に目元のデザインを意識して差分化しています。登場人物のみんなが憎めない魅力的なキャラばかりだと思っているので、それが表情を通して見ていただけたら嬉しいです。
――作品の中でとくに気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
後半のソル転生後からの流れです。1話の大半を占めるシリアスな話から少しコミカル調な展開になったことで、今後のストーリーを彩るキャラクター達の登場が楽しく描けました。
表情豊かな生き生きとしたキャラを描くのが好きなので!
――『修羅幼女の英雄譚』も含め、今後やってみたいことや展望などがあればお教えください。
『修羅幼女』ではもっと見やすくかっこいいアクションが描けたら良いなと思っています。テンポを崩さないスタイリッシュな戦闘シーンは憧れです。あとはちょっとした小ネタを本編の空気読まずに描いていきたいな~と思っています。
せっかく幼女転生したのでね、キャラクターたちを巻き込む「わちゃっとした」なんかそういうのを!
また今後やってみたいことだと、自分が元々好きで現場の人間だったこともあり、原作がゲームのコミカライズにずーっと一番憧れています。
――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。
これからどんどん加速していく『修羅幼女』をもっともっと楽しく面白くかっこよくお届けしていければと思っております!
また、原作小説はただの1ファンとしても本当に面白く、泣く泣く描き切れなかった部分もたくさんあるので、原作の重厚感と合わせて楽しんでいただけたら、より深みが増す作品になっているんじゃないかなと思います。
ぜひご一読ください!
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