櫻坂46が「BACKS LIVE!!」を駆け抜ける 卒業の齋藤冬優花から小池美波に「みいちゃん、最後の一期生、頼みます」

2024/12/06 11:27 配信

音楽 アイドル

櫻坂46“BACKSメンバー”の単独ライブ「10th Single BACKS LIVE!!」が千葉・幕張イベントホールで行われた上山陽介

櫻坂46の10thシングル「I want tomorrow to come」の“BACKSメンバー”による単独ライブ「10th Single BACKS LIVE!!」が12月3日~5日、千葉・幕張イベントホールで開催。2日目となる12月4日には「齋藤冬優花 卒業セレモニー」が実施され、齋藤がファンやメンバーへ感謝の気持ちを伝えた。

約3カ月ぶりとなる「BACKS LIVE!!」


櫻坂46が「BACKS LIVE!!」を実施するのは、2024年8月に同会場で行った「9th Single BACKS LIVE!!」以来、約3カ月ぶり。「僕は僕を好きになれない」でセンターに立つ三期生・村井優を座長に、メンバー1人1人の個性が際立つ選曲や演出で、会場のBuddies(櫻坂46ファン)を魅了するステージを展開した。

また、事前に卒業が発表されていた一期生の上村莉菜と齋藤にとっては櫻坂46として最後のライブとなるはずだったが、公演直前に上村が怪我のため休演を発表。そのため、2日目の公演で予定されていた2人の卒業セレモニーは「齋藤冬優花 卒業セレモニー」として行われることとなった。

齋藤冬優花がアイドル人生の集大成となるパフォーマンスを見せる


12月4日、アイドルとして最後のステージに立った齋藤。自身が「櫻坂46の楽曲で一番好き」と公言する三期生楽曲「何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう」でセンターに立ち、約9年にわたるアイドル人生の集大成のようなパフォーマンスで観客を圧倒していく。

アンコールでは齋藤の卒業セレモニーも実施。選抜組を含む三期生とともに「BAN」を披露し、途中から一期生、二期生も加わって、齋藤との最後のステージを繰り広げる。

その後、キャプテンの松田里奈が「今日を楽しみにしてくださっていた方の気持ちを考えると、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。今まで私のことをたくさん応援していただき、支えていただき、本当にありがとうございました。皆さんのおかげでここまで続けることができました」と上村から預かった手紙を代読。

続けて、森田ひかる小田倉麗奈、山崎天、井上梨名小池美波といったメンバーが思い出の写真とともに、齋藤との忘れられないエピソードを明かす。

そして、ネイビーのドレスを着た齋藤がステージに1人で登場すると、約9年間分の思いをつづった手紙を読み上げていく。「高校3年生の夏、進路に迷って、塾を抜け出してオーディションを受けに行ってくれて、ありがとうと言いたいです」と過去の自分を振り返る。

「欅坂46と櫻坂46を、ほぼ同じぐらいの年月過ごしたのですが、欅坂46はグループと向き合う日々で、櫻坂46は自分と向き合う期間。どちらも本当に大切な時間でした」と思いを告げる。

そして、三期生に対して「私が櫻坂46で夢の続きを見ることができたのは三期生が入ってきてくれたから」、二期生には「あのとき欅坂46を選んで入ってきてくれてありがとう。私が櫻坂46を大好きになれたのは二期生たちのおかげ」、一期生の上村や小池には「莉菜、ここまでいろいろな感情を共有してくれてありがとう。みいちゃん、(休業から)帰ってきてくれてありがとう。最後の一期生、頼みます」とメッセージを送る。

ファンには「数え切れないくらいほどのアイドルがいる中で、齋藤冬優花という人間を見つけて、それぞれの愛や形で応援してくれてありがとうございました」と感謝を伝え、最後に「ここで見た景色や学んだことすべてをこれからの人生に生かして、新しい道へ歩もうと思います。私をアイドルでいさせてくれて、本当にありがとうございました」と話し、スピーチを締めくくる。

松田から「9年間で1番思い出に残っていること」を尋ねられ、齋藤は「いろいろ迷うけど…今年の東京ドームの景色にすごい感動して。櫻坂46がここまで歩んできた結果が確実に見えた気がした」と回答。

そして、欅坂46時代の「手を繋いで帰ろうか」がスタートすると、齋藤はトロッコに乗って会場を1周しながらBuddiesとの別れを惜しみつつ、「この曲を櫻坂46で、笑顔でできたことに意味があった」という言葉を残す。最後は笑顔が入り混じる中、「櫻坂の詩」で卒業セレモニーは終了した。

櫻坂46“BACKSメンバー”が単独ライブ「10th Single BACKS LIVE!!」を開催上山陽介