プロデューサーのジャックリン・サイモンは、「ソウルフル・ワールド」のプロダクション・マネージャー、「インサイド・ヘッド」のキャラクター・マネージャー、を担当。
第1話&第2話監督のヴァレリー・ラポイントは、「トイ・ストーリー4」の脚本、「インサイド・ヘッド」「アーロと少年」「メリダとおそろしの森」のストーリー・アーティストなどを歴任。
第3話監督のオースティン・マディソンは、「マイ・エレメント」「インクレディブル・ファミリー」のストーリー・アーティスト、「モンスターズ・ユニバーシティ」「メリダとおそろしの森」「カーズ2」「トイ・ストーリー3」「カールじいさんの空飛ぶ家」「レミーのおいしいレストラン」のアニメーターを担当した。
――この作品制作に向けて、どのような準備をされましたか?
ジャクリン・サイモン:本作は「インサイド・ヘッド」と「インサイド・ヘッド2」の間が舞台なんです。そこで10代の女の子特有の友人との信頼関係がどんなものか知るため多くの準備をし、信憑性を持たせるためにたくさん夢の研究をしました。(それと)モキュメンタリー・スタイル(フィクションだけどドキュメンタリーっぽい作り)の作品をたくさんリサーチしました。
――本作はピクサー初のシリーズ作品ですが、このようなシリーズを手がけることで、何が一番楽しいですか?
ジャクリン・サイモン:私たちは、番組の中で番組を作ることができました。エピソードの終わりのクリフハンガー(続きが気になる終わり方)とか、冒頭のコールドオープニング(タイトルなしでいきなり始まるやり方)とかで遊ぶことが出来たんです。映画の中ではできないようなことが沢山やれました。だから新しいことに挑戦するのは本当にエキサイティングでした。
ヴァレリー・ラポイント:ライリーや、メインの登場人物たちの全体を通した成長物語があるわけですが、さらに主人公たちの中で、彼らが進化するのを見ることができるのが楽しいです。また、いろいろなことを試したり、緊張感を持続させる余地が映画の比べるともう少しあるんです。
――この番組にはノリコというキャラクターも登場しますが、日本人のキャラクターを起用した経緯を教えて下さい
ジャクリン・サイモン:私たちは常に多様性を大事にしようとしているんです。キャスティングの際、登場人物を多様化させることは、私たちにとって本当に重要でした。彼らはメインの役ではないので、あからさまな多様性ではないのですが、異なる視点を持ち込みたかったんです。
ヴァレリー・ラポイント:まさに私たちのスタジオを反映していると思います。私たちのスタジオ、ピクサーには非常に多様性があります。いろんな人がたくさんいるんです。そして、私たちは、自分たちの周りにいるそういう人たちからインスピレーションを得て、キャラクターを作っているんです。
オースティン・マディソン:僕たちの頭の中に多様性があるのはいいことだと思います。ノリコについては、僕は、彼女が番組作りを進めていくスクリプターとしての役割をもつキャラクターだと考えていました。ポーラが脱線しそうになったら、「ポーラ、脚本!」と声をだすんです。脇役の登場人物でさえ、奥行きがあるんです。それは、シリーズもの良さで、そういうキャラクターを掘り下げる時間があるんです。各エピソードで、こういった登場人物たちの新たな一面を見つけるんです。
――この新しい番組を見るのをとても楽しみにしている日本のピクサーファンにメッセージをお願いできますか?
オースティン・マディソン:日本の皆さん、こんにちは。僕たちはとても興奮しています。実はこれはあなたたちのために作ったんです。私の心の中では、これは日本の番組です。だから、これを皆さんと共有できることにとても興奮しています。
ヴァレリー・ラポイント:私たちは、みなさんと(この番組を)分かち合えることにとても興奮しています。あなたたちが気に入ってくれることを願っています。そして楽しんでください。
ジャクリン・サイモン:あなたたちの夢を聞かせてください!
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