朱梨と滝沢は、クリットと共に多々良の自宅に行った。そこで“愛”の強い感情が残っていた「さくら」と名前が入ったブランケットを見つける。多々良の“愛”の感情はさくらという娘へ向けられていて、その娘の父親は山神だった。自分たちなら、娘さんを助ける手伝いができるかもしれないという朱梨の言葉に、多々良が自供し始める。
さくらと一緒に山神から逃げた多々良だったが見つかってしまい、山神はさくらを連れてタイに行ったという。そこでクリットのバディー・チャーノン(小波津)を、山神が撃つところを見てしまったさくらは、感情を失ってしまった。15年間も感情を失っていた紫織が狙われたのも、山神が精神科医を探していたのも娘のため。多々良は娘のために、一ノ瀬と二見智子(和田光沙)を殺害したのだった。
娘のため殺人まで犯してしまった多々良に「さくらを山神に奪われ、さくらを治療する為に協力したとは言え〇人まで…結構キツイ話だ。望は山神にいいように利用された感じやね」「パートナーがク○だと、洗脳されちゃうのね…多々良さん切なかったよ…」「西原さんの演技がすごかった、感情のこもった瞳のアップ。見ていて胸を打たれました」「山神の『あいつは俺のもんだ!』は多々良に向けた言葉で、“あいつ”とは娘のさくらだったんですね」の声が上がる。
さらに「父親が人を殺すところを見たからPTSDで感情失ってるのに、感情取り戻すために母親まで人を殺め出したら本末転倒じゃん……」「ものに感情残すくらい娘愛してるんなら元旦那の言いなりになって殺してる場合じゃないと思うし、多々良さんは少なくとも山神のこと好きだった気もしなくもないなぁ」「あの娘ちゃんは感情が戻っても地獄じゃないか。父親も母親も犯罪者とか、つらすぎるよ」などと、明かされた事件の背景にさまざまな声が上がり反響を呼んでいる。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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