俳優の横浜流星が12月6日、都内で行われたABEMAオリジナルドラマ「わかっていても the shapes of love」配信直前プレミアイベントに、共演の南沙良、佐野玲於、中川龍太郎監督、主題歌を務めるiriとともに出席。3年ぶりの恋愛作品に挑戦した経緯を明かした。
本作は、女性たちを痛いほどの共感の渦に巻き込んだ、同名のwebtoonをもとにした韓国ドラマ・Netflixシリーズ「わかっていても」(Netflixにて独占配信中)を原案に、主演の横浜ほか、中川監督を中心とした国内外で活躍する珠玉のクリエイティブチームが集結。日本・鎌倉を舞台に、韓国ドラマ「わかっていても」の世界観を再構築し、恋をしたことのある誰もが共感できる「傷つくとわかっていても、愛に手を伸ばしてしまう人間の衝動」を描き出した作品となっている。
横浜は誰もが近づきたくなる吸引力と、誰にも深入りさせないミステリアスな魅力を併せ持つ天才芸術家・香坂漣を演じる。横浜は「今公開している映画『正体』の夏編が終わった後に、今回プロデューサーの藤井道人から『恋愛作品やったら?』と提案された」と告白。悩んでいたとも明かしつつ「恋の話は今しかできないし、自分を知ってもらったのは恋愛作品だし、という思いと、(自身が主演を務める)大河ドラマも始まるので『ただいま』と『行ってきます』という思いで出演を決めました」と語った。
南は横浜について「結構ミステリアスな印象があったんですけど、すごくお優しくておもしろい方なんだなと思いました」とコメント。自分はとても人見知りだと言い「笑わせようとしてくださって、すごくありがたかったです」と横浜に感謝した。横浜は「あの手この手を使って(笑)」と笑いつつ「早くいろんな表情を引き出そうと思って。心の扉をどうにかして開けようと思いました」と振り返った。
また、作品のタイトルにちなみ「わかっていてもどうしてもしてしまうこと」を発表する場面で、南は「ペットボトルのキャップが最後まで閉められない」と告白。「わかってるんですけど、いつも途中でやめちゃうんです。だからかばんの中とかいつもびしょびしょになっちゃう」と明かし、横浜たちを驚かせていた。
◆取材・文=山田果奈映