――撮影は、さとうほなみさんが演じる彩江子とのシーンが多かったと思いますが。
そうですね。人物相関図を見ると、それぞれのキャラクターがいろんな線で繋がってますけど、晴人は彩江子とのシーンがメインで、あとは倉科さんが演じる愛里紗とのシーンという感じです。
他の方もそうだと思うんですけど、“1対1”という感じで少人数、2人でのシーンが多いので、主人公に限らず「自分たちのところを大事に撮ってもらえるな」というのは感じていました。実際に全8話の中で、それぞれのキャラクターがフィーチャーされる回がありますから。
――さとうほなみさんの印象は?
お忙しくて、かなりタイトなスケジュールだったと思うんです。でも、いつ会っても明るくて、それも無理してる感じではないんですよ。
ほなみさんがいると現場が明るくなって、みんな、ほなみさんのことを好きになってました。人として、「こんな人、なかなかいないな」って。人に気を遣わせないし、ナチュラルなので、撮影中も合間のオフの時間も楽しく、僕もリラックス出来てました。
――最後に、このドラマをどういうふうに見て楽しんでもらいたいですか?
えぇ、それ重大すぎません(笑)?ひと言で伝えるのは難しいですね。でも、いろんな形の恋愛が描かれているので、登場人物の誰かに感情移入してもいいですし、好きなように感じてもらいながら見て楽しんでください。
裕福な家庭の娘として生まれ、装幀家として活躍する結城愛里紗(倉科カナ)。愛里紗の夫で会社役員の結城修(金子ノブアキ)。愛里紗の友人でフリーライターの中条彩江子(さとうほなみ)。カメラマンの世良晴人(佐藤寛太)。愛里紗の夫・修と愛人関係にある玉木まりも(森香澄)。ピアニストの佐藤玲門(寺西拓人)と、その恋人でピアノバーの経営者兼バーテンダー・水無月流奈(真飛聖)。次第に各々が抱える事情が明らかになり絡み合って、意外な繋がりを見せていく大人たちの“情事と事情”を描いた物語。
「情事と事情」(全8話※1~2話は無料配信)はLeminoにて毎週木曜独占配信中。
◆取材・文=田中隆信
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