――まだ成熟しきってないのかもしれませんね。杢代さんが18歳だったのはそんなに遠い過去のことではないですが、今年20歳になられて18歳の頃と変わったと感じますか?
はい、変わりました。18歳と今では“大人レベル”が10段階で4くらい違います。責任感というものがまったく違うと感じてます。自分に与えられた仕事は自分しかまっとうできないと思うので、自分らしく精一杯がんばれているかなと思います。
――ポジティブな姿勢を持ってられますが、秘訣があれば教えてもらえますか?
ポジティブになる秘訣…毎日を必死に生きてます。時間が経っても後悔しないぐらい、常に今やれることを全力でやってます。
――とてもバイタリティを感じますが、俳優としてのお仕事も精力的にこなされていて、今期は本ドラマも「私たちが恋する理由」も出演されていますね。
それぞれの現場で認められる何かがないとダメだと思っていますし、1つ1つ緊張感をもってやらせて頂いています。お芝居は深堀りすればするほどやりがいがあって、もっと上手くなりたいです。
――俳優としてのご自身の強みはなんだと思いますか?
今までの僕の出演歴を見ると分かって頂けるんじゃないかと思うんですけど、おそらく視聴者の方は僕が同じ俳優だと一致してないと思うんですよ。例えば今回の伊織は優しい男の子で、「君とゆきて咲く(~新選組青春録~)」では儚い青年で、「【推しの子】」ではアイドルの熱烈なファンという役どころで、振り幅が自分で言うのもあれですがかなりあるのかなと。さまざまな役どころを演じさせて頂けてうれしいです。
――目標としている人物はいらっしゃいますか?
木村拓哉さんです。お芝居もアーティスト活動もされていて、だから僕もどちらもやっています。2つやることが当然で、互いに刺激されて還元できるんです。
――アーティストとしての目標はありますか?
僕たち、原因は自分にある。が国民的グループになることです。僕たちは世界も視野にいれて活動しています。今年ソロファンミーティングを上海で開催したんですが、世界で待ってくれている人たちがいると実感しました。これは日本に見に来てもらうだけじゃなく、僕たちが行くべきだなと。ファンの方たちの熱量を直接感じることって、やっぱり大事なことだなと改めて感じました。
――国際的な活躍も楽しみにしています。では、最後に本ドラマのこれからの注目ポイントを教えてください。
冒頭に女子生徒が亡くなっている描写がありますが、その謎が解けていきます。果たして伊織はどういう選択をするのか、蒼はどうするのか。18歳という大人でも子どもでもない彼らが自分の人生の決断をするようすにぜひ注目して欲しいです。
◆取材・文=入江奈々
撮影=宮川朋久
スタイリスト=TAKURO
ヘアメイク=GLEAM
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