配信サービス「TVer (ティーバー)」では、12月7日(土)から「M-1 レジェンドヒストリー かまいたち編」の配信が開始。本編の見どころと、場面カットが到着した。
漫才頂上決戦「M-1グランプリ2024」(テレビ朝日系)が12月22日(日)に放送される。決勝メンバーも発表され、ますます盛り上がりを見せるM-1グランプリは、今年で20回目を迎えており、これまでにも多くの漫才師が歓喜し、涙をのんできた。
本編は、2004年から挑戦し、2017年決勝4位、2018年5位、2019年2位となったかまいたち(山内健司、濱家隆一)にスポットを当て、当時の映像はもちろん、新撮されたインタビューも届ける。
かまいたちは2004年に結成。M-1でもすぐに頭角を現し、2005年は準決勝へ進む。しかし、それから実に7度も準決勝に行くが、決勝の高い壁に阻まれ続けていた。
そんな当時について、山内は「本当に決勝ってめちゃくちゃ遠かったんですよ」と振り返る。休止期間を経て2015年に復活した際には、先輩芸人も卒業。しかし、想定外のことが起こった。「一緒に壁にぶち当たっているはずのメンバーが次々と(準決勝を)突破していくので、『おい、壁は!?』と思いました」と笑いながら語る。
「キングオブコント」で優勝した2017年に、M-1でも初決勝に進出したかまいたちは2018年も決勝に駒を進める。この年で翌年のラストイヤーを残し、卒業するつもりだったが、濱家の思いもあって2019年にも出場したという経緯がある。
精神的にも肉体的にも削られるため、M-1に出場するつもりがなかったという山内。濱家は出場の話を切り出した当時を振り返る。過去2年の決勝で悔いが残っていることを正直に打ち明けたものの、当初は断られていた濱家。しかし、最終的には「ラストやし、悔いが残ったままなのが嫌やったら出ようか」という山内の言葉を受けて、出場することに。結果的には、2位という好成績を残した。
2019年大会終了直後の映像を見た濱家は「赤ちゃんみたいな顔してた。つきものが落ちたみたいな」と、のびのびやることができた漫才を振り返る。山内が「2019年はみんなも言ってますけど、歴代最高峰の戦い」と述べると、「全然みんな言うてへん。『最高峰の大会の2位』って言いたいだけやろ」とツッコミを入れる。
そんな中、2人に「M-1に出場することとは?」という質問が投げかけられた。濱家は「間違いなく、今のかまいたちというものを…。今の現段階だけですけど、今のかたちになるのに必要だったものでしょうね。M-1がなかったら、漫才でここまでいろんなことを試したり、突き詰めたりしていなかったかもしれませんし…。今のかまいたちの養分になったものじゃないですかね。だいぶウエイトを占めてると思います」とコメント。
一方、山内は「漫才と向き合うきっかけになったのは絶対にM-1」と語る。結成当初はコントを主体としていたため、M-1がなければ漫才すらしていなかった可能性があると明かす。最後に、濱家から「M-1とは?」と質問されると、山内は「1000万円大チャンス大会」と述べて笑いを誘った。
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