チュ・ジフン、“照明店”セットに驚いた理由「すべて計算し尽くされて…」<照明店の客人たち>

「照明店の客人たち」制作発表会見に登場したチュ・ジフン(C) 2024 Disney and its related entities

「ムービング」のカンフルが原作&脚本を担当したドラマ「照明店の客人たち」が12月4日より配信開始した。背筋が寒くなるホラーであり、心温まるヒューマンストーリーでもあるという本作。このほど物語の軸となる“照明店”の店主ウォニョン役のチュ・ジフンをはじめ、看護師ヨンジ役のパク・ボヨン、第1話で謎めいた出会いを果たした男女を演じるオム・テグ&キム・ソリョンの4人に、それぞれ演じたキャラクターについてや撮影時のエピソードなどを聞いた。

「照明店の客人たち」はどんなストーリー?


「照明店の客人たち」は、始まりと終わりで物語の見え方が180度変わる“カンフル・ユニバース”ならではのヒューマンミステリー。記憶をなくした“奇妙な人々”がさまよう世界で、薄暗い路地裏の照明店に引き寄せられる“客人”たちの事情を描く。

初週に第4話まで配信され、夜通しさまざまな客人を迎えるうちに“奇妙な人”が見えるようになった店主ウォニョン、大事故を経験して“いないはずの人”が見える体質になった看護師ヨンジ、そして夜な夜なバス停で誰かを待つ女性ジヨン(ソリョン)、彼女が妙に気になって声をかける男性ヒョンミン(テグ)は登場したものの、ドラマの全体像が、まだはっきりと見えてこない。

原作は、韓国で累計1億5千万ビューの大ヒットを記録したという人気ウェブトゥーン。クライマックスには、カンフル作品ならではの胸のすく大どんでん返しと伏線回収、心揺さぶる愛のドラマが待ち受けているという。

そんな本作、まず気になるのは物語の重要な舞台である“照明店”だ。事前にシミュレーションCGで細部まで計算し尽くしたものを実際のセットに具現化したという店内は、クリスマスシーズンにぴったりの暖かい光に包まれている。

「照明店の客人たち」はディズニープラス スターで独占配信中(C) 2024 Disney and its related entities

チュ・ジフン「とにかく驚いた」“照明店”セットのガチ過ぎるこだわり


――照明店がとても美しいですが、初めてセットに入られてどんな感想を持たれましたか?

チュ・ジフン(以下、ジフン):とにかく驚きましたね。監督とプリプロダクション(撮影前の準備)がうまくいっているという話はしていたんですが、本当に頑張ってくださったんだなということが分かりました。僕らが目で見るときは3Dですが、ドラマを見るときは2Dの画面を見ますよね。そういった構造とか、照明店に登場するさまざまなキャラクターの動線も考えに入れて、店内の照明の大きさとか、その間を抜けていく視線の方向とか、すべて計算して作られていて、とても細かい作業に驚きました。ドラマを見ていただくと、俳優たちの演技を監督や美術監督、撮影監督の意図した通りに感じることができるのではないかと思います。

「照明店の客人たち」より(C) 2024 Disney and its related entities