――本作には、母親の代わりとなり歌丸を育てた祖母・椎名タネ役で泉ピン子、後に歌丸の妻となる幼なじみ・冨士子役で水川あさみが出演。初共演のお2人との現場での雰囲気を教えてください。
泉さんは、本当のおばあちゃんのようにすごく愛情のある空気を作ってくださいました。あれだけの大先輩でありながら、非常にみんなのことを面白おかしく、楽しく盛り上げてくださって、ピン子さんがいらっしゃると現場がにぎやかになりましたね。
水川さんは高校の一つ先輩ですので学生時代から存じ上げていますが、あの頃はそんなにお話する機会がありませんでした。2年間学校生活を共にした先輩と、まさか夫婦という形でドラマ共演させていただけるとは思っていなかったので、とてもうれしかったです。
水川さんは非常に明るくて、良い意味で全然気を使わないでいられる方でしたので、撮影の合間も楽しく過ごすことができました。とてもありがたかったですし、僕自身もやりやすかったですね。水川さんとは夫婦役ですが、メロドラマのようなラブシーンがあるわけでも、抱擁するわけでもないのに、すごく愛に溢れている昭和らしい夫婦を演じられて楽しかったです。
――もし「笑点」に出演できるとしたら、司会、大喜利する師匠たちに仲間入りする、座布団運び、どのポジションがよいですか?
100%司会ですね! 絶対、司会でしょう! 大喜利は僕にはできないです(笑)。お題を出されてすぐに皆さん答えられてますけど、できやしませんよ! 本当にすごいです。もし出させていただけるなら、絶対に司会です! 皆さんに振るだけ。これに尽きます(笑)。
――最後に読者の皆さんに、今作の見どころをお願いいたします。
落語愛や家族愛…。多くの愛情に満ち溢れたドラマになっております。今、忘れられがちな日本らしさが凝縮していますし、国民的番組「笑点」がどんな方たちによって作られ、始まったのかという部分も垣間見ることができます。一つの“歴史ドラマ”としても楽しんでいただけたらと思います。
――歌丸さんには見ていただきたいですか?
見ていただきたいですね! 見てくださるでしょう!
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