――ちなみに、今作での推しキャラクターは?
何だろう? 今回、カカモラ(小さなココナッツの海賊)も良かったですね。あと、カカモラと一緒にいるブロビーというキャラクターがかわいかったです。
――モニは見ている人にも元気を与えてくれるキャラクターですが、小関さんは「ちょっと元気出したいな」という時、どんなことをしますか?
自分のテンションを上げるためにすることは、とにかく寝ること。睡眠欲がすごくて、寝ないとダメなタイプなんです。気分が乗らない時も眠ったら大体良くなりますし、それこそ5分、10分くらいの仮眠でもすごいパワーを発揮します。自分で言うのもアレですけど(笑)。
――冒険の中で「もうダメかも」となるシーンがありますけど、そういったピンチの時はどう乗り越えますか?
僕が落ち込むのは、作品についてのことが多く、人間関係で落ち込むこともありますけど、その場合は「あぁもう嫌だ!」って口に出して発散すると忘れちゃうんです。でも作品に関しては、限られた時間で自分の思うことを再現・表現するには「時間が欲しい」と思ってしまいます。そういう時は完成した作品の姿とか、自分の姿を想像するとパワーをもらえるし、早く立ち直れます。悩んでいることや苦しんでいることの先を想像してみることで前に向かう力が生まれてくる感じです。
――今回参加されて、あらためて小関さんご自身が感じた作品の“テーマ”を教えてください。
一番はモアナの姿を見て、その見ている人も僕自身も背中を押されるというのが一番のエネルギーなんじゃないかなって思います。
モニ、ロト、ケレ、マタンギさえも、みんなから影響を受けて、みんなの言葉をもらって、みんなの背中を押す。威張ることはしなくて、すごく頼れる存在というのは、年齢や性別を問わず、主にモアナと同世代やモアナより年下の女の子たちがすごく勇気をもらえて、「自分もモアナみたいになろう」って純粋に思えるんだろうなと感じました。
その“パワー”が一番の魅力であり、一番伝えたいメッセージなんじゃないかなと思います。楽しい作品なので、肩ひじ張らずにたくさんの方に見てもらいたいですね。
◆取材・文=田中隆信
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