窪塚洋介と亀梨和也が12月17日に都内で行われたDMM TV オリジナルドラマ「外道の歌」配信記念ウォッチパーティイベントに登壇した。
渡邊ダイスケの同名コミックを白石晃士監督が実写ドラマ化。一見何の変哲もない寂れた小さな古書店を営むカモ(窪塚)とトラ(亀梨)だが、裏では被害者遺族の代わりに方の裁きから逃れた悪人を処刑する「復讐屋」として暗躍。「ライバー強姦殺人事件」「児童虐待死事件」「一家洗脳殺人事件」など、目を覆いたくなるような衝撃的な事件への復讐劇が展開される。
亀梨が「寅年生まれのトラ役です」と演じる役にかけて紹介すると、それを受けて窪塚は「僕は未年です。しかも動物占いでは正直者の子鹿です。ペガサスが良かった」と自己紹介した。
すでに第1話が配信済みということで、MCに反響を聞かれると、窪塚は「すごい反響が来てますね。『亀ちゃんがいい』っていう。なので『僕も出てるよ』って言ってます」と答えて場を和ませた。亀梨も「原作を読んでる同性の友達から『めちゃくちゃいいね。ハマってるね』って言ってもらえて、関西出身の方からも『すごい自然体だ』と言われました」と反響があったことを伝えた。
そして第1話がビジョンに映し出され、ウォッチパーティが行われた。映し出されるシーンに合わせて、撮影時のエピソードを語ったり、感想を語り合ったり、和やかな雰囲気で進んで行くが、「このシーン、ムカつきましたね」と憤ったり、緊迫したシーンでは思わず見入ってしまって話すのを忘れるということもあった。
第1話を見終えた後、窪塚が「亀ちゃんが熱い男なんだなっていうのを再確認しました。怒りながら見てたんで」と話すと亀梨は「視聴者として楽しませてもらいました(笑)」と照れ笑い。
第2話以降の見どころを聞かれると、窪塚は「3話でカモが何でカモになったかというエピソードが出てきます。そこが漫画原作でキツすぎて、最初『これは出来ない』と思って、『この作品はお断りしよう』と思ったんです。そのシーンが見どころですね」と回答。亀梨は「2話以降、作品の構成というか、テレビの連ドラではあまりない作品の作り方になっているのが面白いです。さらに登場人物も増えますので楽しみにしてもらえれば」と、独特なドラマの構成をアピール。
トラの衣装の中でのお気に入りを聞かれた亀梨が「タンクトップスカジャン。黒パンツのラインも拘ってたんですよ。スカジャンの自分好きっす」と答えると、窪塚は「おぉ!パンチライン出ましたね。『スカジャンの自分好きっす』」と亀梨のコメントを気に入った様子。
好きなセリフは?という質問には、窪塚は「セリフの治安がだいぶ悪いですよね。民放のドラマでは聞けないような治安の悪さ(笑)」と際どいセリフが多いことに触れると、亀梨も「どこまで大丈夫なんだろう?何が良い悪いではないんですけど、この作品においてはここまで出来たのは非常に良かったのかなと思います」と答えた。
最後は、亀梨が「2話、3話、4話、5話、6話と続いていきますので、ぜひDMM TVでご覧いただきたいなと思います。感想もいろんなところで発信していただきますと我々にも届くものもありますし、次のシーズンに向けてのエネルギーにもなりますので、ぜひ皆さんよろしくお願いします」というメッセージを届け、窪塚が「正義と悪とスパッと分けられないようなものを、時代的に白か黒かをつけたがるところがありますよね。暴力や復讐というものを通して映像で皆さんに見せるという作品なので、否が応でも『自分だったらどうするだろう』とかを考えることがこの時代を生きていく上での力になったり、良いきっかけになってくれるんじゃないかと思います」と伝えてイベントを締めくくった。
DMM TVオリジナルドラマ「外道の歌」(全6話)は毎週金曜に最新話を配信。
◆取材・文=田中隆信