漫画やアニメ、ゲームといったコンテンツと並び、いまや日本が誇る文化として、海外でも広く親しまれているコスプレ。10月25日~27日にかけて東京・池袋の東口エリアで開催された大型イベント「池袋ハロウィンコスプレフェス2024」(池ハロ2024)には、過去最多となる16万1000人ものコスプレファンが来場。街中でのコスプレパレードやギャザリング、各種ステージ企画なども実施され、会場は連日大盛り上がりとなった。
WEBザテレビジョンでは、そんな「池ハロ2024」に取材参加し、各エリアを彩ったコスプレイヤーたちにインタビューを実施。それぞれの「コスプレに対するこだわり」などを話してもらった。
今回のコスプレでこだわったポイントはウイッグとメークです。ウイッグは1週間ほどかけて、毛束をボンドで塗り固めて。その上からさらにふかした毛束を貼ることで、“ボリュームは抑えつつ束感は感じられる”髪形を再現しました。メークに関しては、ヴィレッタは目頭が特徴的なキャラクターなので、目頭切開ラインをいつもより長めに引くことでそれを強調しています。
メガネが似合う、優しい雰囲気のアカネは大好きなキャラクターなので、コスプレに挑戦してみました。こだわり…というほどではないんですけど、私が普段使っているメガネはアカネのメガネと形が似ているので、そのまま使わせてもらいました。
コスプレ経験が浅くて、イベントへの参加はまだ4回目です。コスプレメークやテーピングはちゃんと調べて練習しないと、いつまでたってもクオリティーが上がらないので、イベントに参加するたびに「下準備が大切なんだな」と実感させられます…。他のレイヤーさんが慣れた手つきで準備をされているのを見かけると、「本当に参考になるなぁ」とついつい凝視してしまったり(笑)。
今回のコスプレは、フィギュアで発売された「バニースーツを着たマキマさん」になります。少しでも体をきれいに見せられるよう、腕やお尻を中心に筋トレを頑張って。肌もツヤツヤになるようにアカスリをして、コンディションを整えました。
メークに関しては、つり目になるようにアイメークを頑張ったつもりでしたが、写真で見るとかなり薄めで…。コスプレメークって、鏡越しで見るときと写真とでは見え方が全然違うので、もっと工夫しないといけないなと反省しました。それでも「今日見かけたマキマのレイヤーさんの中で、一番似合っています!」と褒めてくださる方もいて、本当にうれしかったです。そういってくださる方たちの期待に応えるためにも、もっと勉強して、コスプレのクオリティーを高められるよう頑張ります!
初めてのバニーガールコスプレだったので、体がきれいに見えるようにポージングや日々の食生活に気を付けました。
フィギュアにもなっている、“団員ボシュウ中”の看板を持ったバニーガール衣装のハルヒのコスプレをしました。「このフィギュア持ってます!」と声をかけてくださる方もいて、うれしかったです。メークに関しては、ハルヒ自身は高校生なので、最小限のナチュラルなメークにとどめて。その上でつり上がった眉毛の再現にはこだわりました。表情やポージングも頑張って“ハルヒらしさ”を表現したつもりなので、写真にもそれが反映されていたら幸いです。
こうして大盛況のうちに終了した「池ハロ2024」に続き、今月末には世界最大規模の同人誌即売会であり、コスプレが楽しめる年内最後の大型イベントでもある「コミックマーケット105」(コミケ105/12月29日[日]・30日[月]、東京ビッグサイト)の開催が控えている。
はたして「コミケ105」の会場では、どのような漫画、アニメ、ゲームのコスプレに人気が集中するのか? 気になる方は会場まで足を運び、自身の目で直接確かめてみてはいかがだろう。
◆取材・文=ソムタム田井