第6話は「アンティーク」の厨房で、エイジが小野と焼き菓子作りに勤しむ。毎朝、みんなより早く店に来てエイジが練習を重ねていたことを知る小野は、その出来栄えをチェックしながらエイジをほめる。そこへ「社長さんでしょうか?」と源一(牟田悌三)が訪ねてくる。源一は、エイジが世話になっている礼を言いに来たのだ。
翌日、小野が「アンティーク」を突然休み、パティシエ不在の危機をエイジの焼き菓子で乗り切ろうと奮闘する。千影(阿部寛)はエイジの焼き菓子を絶賛し、お客を納得させる味であるとエイジに自信をつけさせる。
橘、小野、エイジの3人が中心となる物語だが、橘を子どものころから知る“カゲ”こと千影が3人に加わり、いい味を出している。橘と千影は“若”、“カゲ”と呼び合う仲で、富豪の家で育った橘を影から支える頼もしい存在がカゲなのだ。長身で濃い顔のカゲは、寡黙な男。エイジとのやりとりも小気味よく、慣れない接客業を頑張るカゲの様子は可愛くもある。エイジの作ったシュークリームを気に入ってポケットに2つもしまいこんでいた。カゲに注目して見ていると静かながらもコミカルな動きをしているのだ。
橘が傷ついた幼少期が描かれる第5話では、カゲと長い年月を共にしてきたことも分かり、男同士の絆を感じて見る者をキュンとさせる。今作の配信が決定した際には「アンティーク」4人目のイケメン、カゲと若のコンビを懐かしむ声も上がっていた。この先、カゲのプライベートにまつわる話もあるようだ。引き続き、配信を待っていよう。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)