ファイナルシーズンでは、レイトンたちが暮らす“ニューエデン”と、メラニー率いる“スノーピアサー”の2拠点を舞台に物語が展開されていく。それぞれの拠点で別の人間ドラマが繰り広げられており、登場人物たちの激しい感情のぶつかり合いが見どころとなっている。
例えば、“ニューエデン”で描かれたのはレイトンとルースの衝突。愛娘を誘拐されたレイトンは、町の電力源である“アリス”を動かそうと考える。しかし、町長のルースは住民の生活を考えてこの要求を拒否。これに対しレイトンは“話にならない”と理性を失い、怒り狂う。最愛の娘を突然奪われた彼の気持ちも、村の命綱であるアリスを守りたいルースの主張も理解できるため、2人の衝突は胸が締め付けられるシーンとなっている。
そして“スノーピアサー”では、メラニーが葛藤する姿なども見どころポイント。新たな襲来者・ミリアス大将は、研究者のニーマ博士を連れてやって来た。ニーマ博士は列車を基地に入れ、研究チームが開発した“地球を冷却する物質を変質させる化合物”を地球の裏側に打ち上げ、温暖スポットを増やすことが目的だと話す。
メラニーはニーマ博士の目的を理解しつつも、乗客への負担やミリアス大将への不信感からなかなか決断できずにいた。常に冷静沈着で、感情に流されることなく研究データや証拠から論理的に物事を判断しようとするメラニー。非常に頭のキレる女性でありながら、時に人間味あふれる一面も覗かせる魅力的な女性として描かれており、それを見事に表現するジェニファー・コネリーの演技力にも注目だ。
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