友情、そして周囲の人々のアドバイスもあって、優希と広海はもう一度考え、まひるたちと集まった場所で向き合うことに。そして出した答えは、「一緒に生きていきたい」だった。第1話冒頭に描かれ、第8話で切ないものだと判明したキスとは一転して、2人の頭上に広がっていた青空のようにさわやかで、かわいいキスで最終回を締めくくった。
また、みんなで集まった日、まひるたちの恋模様も描かれた。
大学時代、好きという感情が分からずに悩むも優希には恋にも似た特別な思いがあった愛莉は、あらためて「あのさ、私、優希のこと大事な人だって思ってるよ」と伝えた。「ありがとう。私も同じだよ」と答えた優希はおそらく愛莉の本当の気持ちを理解してないと思われるが、それでも愛莉は直接言えたことにすっきりしたように笑顔を見せた。
一方、まひるを好きな虎之介。以前告白するも、まひるは虎之介を“推し”として見ていることが分かり、どこか気まずいままだった。まひるが改めて「あんなに人のことを尊いって思ったことがなくて、推しっていう言い方しかできなくて」と言うと、虎之介は「和田虎之介を和田虎之介として見てみる。そこから始められないかな、俺たち」と「告白の予告編」を。まひるは「どうしよっかな?」と言いながらも、その表情はうれしそうだった。
自分たちを黄金比といわれる正五角形に例えた優希。「私たちの関係性は、私たち5人じゃなきゃ成立しない。奇跡だよね」。そんな関係性を築けたことで、「私はふと、人生の日記の続きを書きたくなった」と優希がモノローグで語った。彼らの日々をまた見たい、素直にそう思えた。SNSには「最終話良すぎた」「奇跡のようなドラマをありがとうございます」「毎話心を動かされた」「周りの大人たちも含めて優しさに包まれたドラマでした」「あの5人、全員ホントに可愛いし尊かったわ」など温かいコメントが並んだ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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