10月4日(水)夜8時よりAbema TVほかで全世界同時配信がスタートするアニメ「URAHARA」。本作で声優に初挑戦するアニソンアーティスト・春奈るなにインタビューを行い、アフレコでの様子からプライベートまで語ってもらった。
――まずは声優としてのオファーを受けた際の状況と、その際の心境をお聞かせ下さい。
このお話を最初に聞いたのは実は2年ほど前で、その時は“3人の主人公のうちの誰か一人”というお話だったのですが、うれしさと驚きとでただただテンパっていましたね(笑)。ただ、それからは声優としてのレッスンを受けていたので、今回「やっと」という感じです。
――演じられる須藤りとというキャラクターについて、どんな印象を受けましたか?
りとは好きなものに対して一直線な部分や、好きなものを守るために最前線で戦うところなど、自分にすごく似た部分もあるので、そういった気持ちをりとの中に投影するつもりでアフレコに臨みました。
現場では久保(亜美香)監督から「春奈るなさんらしさを生かした演技を」というアドバイスがあったので、“春奈るなになり過ぎずに、りとになりきる”という点を意識して、バランスを取りながら演じています。“春奈るな”になり過ぎると“りと”ではなくなってしまうので、なかなか難しいです。
――この作品はファッションがキーワードの一つとなっていますね。
そうですね。須藤りと(すどうりと)という名前も“ストリート”から来ているんです。
――そうだったんですね! 他の子にも何か由来があるんですか?
主人公の一人の白子まりは、髪に白子が付いていますね(笑)。これは“スクーパーズ”という宇宙人の中の一種で、まりがペットとして飼っているんです。
――りとはストリートファッションが好きという設定ですが、春奈さんは普段こういった格好はされます?
原宿ファッションは満遍なく好きですね。ロリータ系やメルヘンチックな服を好んで着ることが多かったですが、アクセサリーはごついものやかっこいいパンク系のものを着けるミックスコーデが元々好きで、ストリートスタイルも好きです。
――今作で初めてアニメのアフレコブースに入られたわけですが、発見したことや驚いたことなどがあればお聞かせください。
やはりレコーディングとはまったく違いました。まず、レコーディングではブースの中に自分独りしかいないので、ブースに人がいっぱいいることに驚きました。大勢いることによって「みんなで一つの作品を作っているんだな」という団結力を感じましたし、私もこの作品を作る一部になっている感覚があって、すごく感動しましたね。
――声優に初挑戦される方からは、「限られたマイクの前に入れ替わり立ち替わり入って演技するのが難しい」という話をよく聞きますが、春奈さんも経験されましたか?
たまに他の方と衝突したりしてしまいました! 私が慣れていなさ過ぎて(笑)。
初めて知ったことといえば、レコーディングは自分の声をヘッドホンで聞きながら録音するのですが、アフレコではヘッドホンやイヤホンなどは何も着けない状態でマイクに向かってしゃべるので、自分が今どんな声を出しているかが把握しづらいんです。ちゃんとりとの声を出せているか不安になることもあるので、家ではボイスレコーダーとイヤホンを使い演技をしながら自分の発している声を聞き、りとの声を音で覚えられるように練習しています。
――今作では上坂すみれさんや石見舞菜香さんと共演されます。
すみれちゃんは同じ事務所ですし撮影などでも何度かご一緒させてもらっていますが、アフレコ初日にはマイクの入り方などをアドバイスしてくれて、本当に何も分からない状態だったのですごくありがたかったです。
石見さんはすごくお話ししやすくて、普段からふわっとしているのでことこ(※石見が演じるキャラクター)にぴったりな方です。でもマイクの前に立つとすごい演技をされるので、ものすごく才能にあふれた方という印象です。
――アフレコブースでは他のキャストの方々とどんなお話をされていますか?
収録の合間は皆さんそれぞれ、台本の自分の部分を練習したりしていますね。でも和気あいあいと話すこともあって、この間は白子の話題で盛り上がっていました(笑)。松本保典さんがムードメーカーとしてお話を振って下さることが多いです。
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