窪塚洋介&亀梨和也がパブリックイメージについて語る「決めつけられないようにしていた」「イメージに苦しんだ時期もありました」<外道の歌>

2024/12/29 08:30 配信

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負の感情も“自身を強くしてくれている”と思って受け止める

――お二人は復讐してしまいたいほど負の感情に支配されてしまったとき、どうやって消化していくのですか?

窪塚:むかつくことはあります。でも基本的にそういう感情に支配されたくないから、負の感情が湧いてくる出来事も、自分を良くしてくれる、強くしてくれるという風に考えています。例えば震災とかコロナとか、自分の力ではどうにもならない大きなことを含めて、起こる結果は、全部自分を強くしてくれるものなんだと。

亀梨:僕も窪塚さんの考え方に近いですね。若いころはぶつかることもたくさんありました。自分と違うものに対して受け止めるキャパもなかったので。例えば、僕はグループで活動しているのですが、昔はメンバーが本番ギリギリまでゲームとかしていると「何やってんの?」なんて思っていたんです。

でも大人になっていろいろな経験を積むと、もしかしたら緊張するタイプで、ギリギリまで本番とは違うことを考えていたいからゲームをやっているかもしれないって考えるようになったんです。それは自分の弱さと向き合えるようになったからかもしれませんけれどね。

――ヘビーな題材ですが、撮影中はしっかりと切り替えができる方ですか?

窪塚:俺の場合はカチンコで切り替わる感じですね。「ヨーイハイ」でその世界に入って、「カット」で出てくる感じ。もちろんシーンによっては多少助走をとることもありますが、基本はそういうタイプの俳優だと思います。マネージャーとかに聞くと、役柄の影響を引きずっている時もあるとは言っていましたが、自分では意識していないですね。

亀梨:僕は撮影に入る前の方がしんどいですね。役をイメージして自分に取り入れようとしているときって、そのキャラクターと全然違うようなことはしたくないんです。そうすることでキャラクターがリアルになってくるような。現代劇のときは、衣装のままご飯を食べに行ったりします。そうすることで自分のなかでよりキャラクターがリアルになっていくんですよね。

取材・文/磯部正和
撮影/友野雄

窪塚洋介
ヘアメイク/佐藤修司(Botanica make hair)

亀梨和也
ヘアメイク/豊福浩一
スタイリスト/佐藤美保子

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