佐野勇斗が語る橋本環奈“結”とのプロポーズシーン「あの空気感は忘れられない」<おむすび>

2024/12/27 08:20 配信

ドラマ インタビュー

「おむすび」より(C)NHK

リアルな生きざまが描かれていることが魅力


――高校野球を頑張ってきて、社会人野球に進み、そして挫折してしまうという流れについて佐野さんはどう思われましたか?

すごくリアルでいいなと思いました。ドラマや映画などでは、頑張ってもがいて目標達成できて…というものが多いのかなというイメージなんですが、そこをそう描かないというところがリアルですよね。誰しもが努力しても夢がかなうわけではなく、保証されているものではない。でも、翔也の成長は努力したことによってあるものなので、その生きざまが描かれていることはこの作品の一つの魅力だなと感じています。

――佐野さんご自身も、翔也と同じように目標などを日記に書いていると伺いました。どのようなきっかけで始められたのでしょうか?

僕は節目で自分の人生設計をするんですが、22歳くらいの時にその人生設計を振り返って“全然自分の思う結果が出ていない”って絶望した時期があったんです。自分の自信を打ち砕かれて、もっと頑張らなきゃ駄目だなって。そんな時に、人生で一番頑張った時期はいつだろうって思い返したんですよ。僕は大学受験をしたんですが、その時に周りにも驚かれるくらい頑張って勉強したなと。あの時にやっていたことをやれば頑張れるんじゃないか、という思考になり、たどり着いたのが日記でした。当時、毎日日記を書いて、やるべきことをリスト化して…とやっていたので、それをまた始めようと。

――日記を始めたことで夢や目標への思いは強まりましたか?

誰しも“頑張ろう”“こうしよう”と思っても、しばらくするとその気持ちが弱まってしまったり忘れてしまったりした経験はあると思うんです。そこを対策したいなと思い、文字で書いて残し毎日それを見ることで自分の心にもくぎを刺すような感覚ですね。一つの目標である“ドームツアーを出来る人の行動だったか”ということは毎晩絶対に振り返っています。

「メンバーのために身を削って頑張りたい」と思えた


――この作品では“つながり”を大切にしているかと思います。佐野さんがつながりや縁を感じる人はいらっしゃいますか?

やっぱりM!LK(自身が所属するグループ)のメンバーはすごくつながりを感じますね。11月24日に10周年を迎えたんですが、普段はあまり真面目な堅苦しい話をしないメンバーたちがライブのMCの時に自分の思いを語ってくれたんです。心にぐっと来るものがありましたし、もちろん心が折れそうな時もありますが、「メンバーのために身を削って頑張りたいな」と思えた瞬間だったので、すごくいいチームで活動させてもらえて幸せだなと思います。

――作品の中で栄養のこと、食事についてもたくさん出てきますが、ドラマを通して食事に対して考えが変わったことなどがあれば教えてください。

僕は食に疎く、毎日同じものでもいいくらいなんです。一人暮らしなので栄養も気にしていなくて…。でも本当に食事って大事なんだなと学ばせていただいたので、野菜を食べてます!あとは少し筋トレもしているので、タンパク質も意識するようになりました。

――今、お気に入りの食べ物はありますか?

ラーメンです(笑)。みそラーメンが好きです。