並外れたビジネスの才覚を持つ天性の人たらし“ハル”こと天王寺陽(CV.大塚剛央)と、パソコンオタクで人付き合いが苦手な“ガク”こと平学(CV.石毛翔弥)が、トリリオンダラー――1兆ドルを稼ぐことを目的に会社を立ち上げる起業サバイバルストーリー「トリリオンゲーム」(毎週木曜深夜1:58-2:28ほか、TBS系/Prime Video・ABEMA・ディズニープラス・FOD・Hulu・Leminoほかで配信)。その第13話「決戦!!」が12月19日に放送された。今話では、株式会社トリリオンゲームがゴッド・プロモーション(ゴップロ)の乗っ取りに成功。しかし、ハルがソーシャルゲーム開発はダミーだったと明かしたことで、ガクとの関係に大きな亀裂が入ってしまう。最強タッグに訪れた危機は、多くの視聴者をざわめかせた。(以降、ネタバレが含まれます)
ゴッド・プロモーション(ゴップロ)の株主総会の最中、会場の一角にいたヒムロ(CV.沢城千春)が神社長(CV.松風雅也)の解任と社長交代を要求する修正動議を提案。祁答院一輝(CV.東地宏樹)を新社長に推薦する。さらに、ハルはインカムを通じて神社長に語りかけ、ヒムロを追い風にした祁答院と戦うか、自身は相談役となり祁答院に社長の座を譲るかの二択を迫る。苦渋の決断を迫られた神社長は後者を選択。トリリオンゲームは実質的にゴップロを乗っ取ることに成功する。
視聴者の胸を打ったのが、新社長となった祁答院がゴップロ所属タレントたちに出迎えられる場面だ。タレントたちが自分についてきてくれるのか不安を抱える祁答院だったが、笑顔で「おかえりなさい」と迎えられ、込み上げるものがあったようだ。SNSには「祁答院さんが歓迎されるのはわかってたけどそれでも涙が滲んだわ」「新人をしっかり育てた甲斐があったな」「あったけぇな…」など、感動と感慨に満ちた声が多数寄せられた。
感動的な場面と対照的に、ハルとガクの間には不穏な空気が流れる。20億円あった資金がゼロになり、ソーシャルゲームはどうするのかと尋ねるガクに、桜(CV.鈴木崚汰)たちの役割は資金集めのための飾りだったと明かすハル。愕然とするガクだったが、揉めたくない気持ちから反論することなく、去っていくハルの背中を力なく見送る。
新作ゲーム開発に向けて分厚い企画書を準備し、ハルとガクのもとへ来られてよかったと無邪気に笑う桜。その言葉を聞いたガクは溢れる涙を抑えられなかった。最強コンビの間に初めて入った亀裂に、視聴者も胸のざわめきを抑えられなかったようで、SNSにも「“最強の2人”がいつかは終わりを迎えるのかな…」「ガクくんにこんな思いさせるなよハルくん…」「最後まで信じたいんだよなガクは」など心配げなコメントが溢れた。
実に気になる場面で幕を閉じた今話だが、次回タイトルが「ハルVS.ガク」であることに素早く反応した視聴者もおり、SNSには「この2人の直接対決が来年1発目とか熱すぎるだろ」という声も。連続2クール放送だと知り、「トリリオンゲーム2クールなの!!やったー!」と喜びを爆発させるコメントも見られた。
さらには、第2クールのオープニング曲をエレファントカシマシのボーカルでロックミュージシャンの宮本浩次が、エンディング曲は劇場アニメ「SAND LAND」の主題歌を歌ったimaseが担当することが明らかに。この2人の起用に「宮本さん渾身の主題歌を堪能したい」「ミヤジの魂ふるえる歌声でアニメを楽しめるとは最高です」「imaseの歌声好きだからめっちゃ楽しみ」など、ファンの熱いコメントが殺到した。
◆文=帆刈理恵(スタジオエクレア)
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