――この番組は「クイズの正解は“現地に行かないとわからない”ため、解答者が自らの足で現地に向かう」というクイズドキュメンタリーですが、わけがわからぬまま現地へ直行させられる解答者さんたちのロケがものすごくハードで面白かったです。
屋敷:僕もちょいちょいロケに行かせていただいていますが、撮影が押したりしたときに「まだ終わらんのかな」と思ってしまっていた自分を反省しました(笑)。解答者として出演してくださった先輩方が本当に体を張ってらっしゃって、すごかったです。
MEGUMI:(芸人として)背筋が伸びた(笑)?
屋敷:めちゃめちゃ伸びました! 2025年は全力でいかせていただきます!!
香取:ホントに?
屋敷:いやいや、ほんとに背筋が伸びる思いで。
MEGUMI:でも、朝の4時に集合して、そのまま海外ロケに直行というのは、今の時代ではあまりないですよね。しかも、ロケで体を張っていただいているのが、江戸時代で言えば“初老”もしくは“老人”の方ばかり(笑)。
屋敷:“おじさん”という裏テーマがあるのかなって思うくらいおじさんしかいなくて。本当はこのロケに挑まないといけない若手芸人がいっぱいいるんですけどね(笑)。
――解答者が予測不能なロケに即向かわないといけないのもこの番組の魅力だと思いますが、みなさんは旅行に出るときに“(無計画の)行ったとこ勝負”なのか、それとも事前に密な計画を立てるのか、どちらのタイプですか?
香取:僕は計画を立ててから行きます。やっぱり行った先であまり時間がないので、どこでご飯を食べるのかとかも全部決めますね。
屋敷:すごい! しっかりしてますね。
香取:計画を立てないで行って、失敗したことがたくさんあるからね(笑)。
屋敷:例えば、どういう失敗を?
香取:飛行機に乗り遅れた。
MEGUMI:それはやばいですね(笑)。
香取:トランジットで、次の空港カウンターに着いたら「もう飛行機はないよ」と言われて。しかも、それが空港が閉まるくらい遅い時間だったので、そこの国で予定外の一泊を過ごすことになったので、計画はしっかり立てるべきだと思いました(笑)。
MEGUMI:私は、東京にいるときは仕事を含めて計画的に動いているので、旅行の目的が「ぼーっとすること」なんですよね。昔は計画を立てて動いていたけど、今はほぼ無計画。とくに海外旅行は思いつきで動くことのぜいたくを味わいに行くので、「そのときにやりたいことをやる」というのを重視しています。
――それは友人と旅行に行ったときも同じですか?
MEGUMI:友だちと行ったときは、めちゃくちゃ計画を立ててアテンドしますね。あそこでこうして、おみやげはここで、とか(笑)。それは好きなのでやりますが、一人のときは無計画なことのほうが多いです。
屋敷:そういう意味では、僕も半々ですね。二泊するんだったら、1食か2食は「ここで食べる」と決めて、訪れる名勝地も1つ、2つを決めるくらい。あとはなんとなく雰囲気で、という感じですね。
MEGUMI:最初に決めるのは“食”なんだね。
屋敷:確かに! 言われてみれば、そうかもしれないです。旅先で1つくらい高くていいところを入れておくと、おのずとテンションが上がりますからね(笑)。