――2024年は-9センチのダイエットがネットニュースで話題になりました。周りの反応はどうでしたか?
「めっちゃきれいになったね」って言われてうれしいです。ダイエットを始めたのは映画の後なので、今共演の方々とお会いするたびにびっくりされて。太田将熙さんからは「村重、どんどん小さくなってるね」って言われました。「そのうちいなくなっちゃうんじゃないかって心配になるよ」って(笑)。それくらい結構変わったんだなって、周りの反応で実感します。
――ダイエットを始めたきっかけは?
元々「ジムに通いなさい」とずっと言われていたんです。モデルの仕事をする上で衣装が入らないって論外じゃないですか。そういう危険なとき、今までは“食べない”という無理なダイエットで凌いできたんですけど、それがちょっともう年齢的にも体力的にもきつくなってきて。それでですね。トレーナーの方には「ご飯はしっかり食べたい」というのを相談して、変に食事制限をせず、食べても運動をするというサイクルを作って痩せていきました。
そういうやり方なのでゆっくりではあるんですが、最初に体重を9キロ落として。そこから今度はウエストを9センチ絞って今の体形です。
――リバウンドなく維持できそうですか?
というか、維持しないとダメですね。若いときは体力があるから無理なダイエットにも耐えられるし、食べないだけですぐに落とせるんですよ。でも、25歳を超えたあたりから落ちにくくなって、周りに聞いたらだいたいそうだって。代謝が落ちて、食べないだけじゃ痩せなくなる。
私はそれに気付いてようやく重い腰を上げましたけど、私より若い子には痩せ体質を作る方が後々楽だよと伝えたいですね。無理なダイエットとリバウンドを繰り返すよりも、食べながら健康的に痩せていくというのを習慣化させるのが体形維持の一番の近道です。
――26歳となって大人の女性への意識はありますか?
大人にはなりたいですね(笑)。2024年は急いで品を身に付けようとした1年で、敬語やていねいな物言いをだいぶ勉強しました。今までどの現場でも破天荒な振る舞いが多かったと思いますが、場所によってはそれも抑えて。それが大人な女性につながっていくといいなと思います。
――「呼び出し先生タナカ」(フジテレビ系)でブレークしてから3年あまり。バラエティーでのこれからの自分をどのように考えていますか?
今でも話し方の練習をしたり、台本確認をみっちりしていますが、やっぱり気は抜けないですね。若さと勢いだけでは通用しない現場も増えてきたので、求められていることをすぐに察知して、それができるような対応力を身に付けていきたいと思っています。
私がバラエティーに出始めたときと同じように、これから若いタレントがたくさん出てくると思います。仲良くやりたいなと思いつつも、その子たちに負けないように、私の場所は絶対に渡さないぞという気持ちで頑張っていきたいです。
――最後に2025年の目標をお願いします。
2024年はいろいろなことに挑戦させていただいた1年でした。初めてのことがたくさんあって戸惑うこともありましたけど、いい経験ができましたし、プロデュースブランドもスタートしたりと充実した時間になりました。
2025年は前年の継続はもちろん、また新しいことに挑戦していきたいです。テレビではバラエティーでもっと活躍したいというのはもちろんですが、それ以外の番組にも呼ばれるようになって、いろいろな村重を見せられるように進んでいきたいです。
◆取材・文=鈴木康道