そして投票が締め切られ、ついに順位発表となる。6位にチャン・ヨジュン、5位にソン・スンホ、4位にソ・キョンべ、そして3位にチョン・ミヌクがランクインし、1位候補として、マージンシャンとサクラダ ケンシンの名前があがり、会場にも緊張が高まる。そして1位として名前が呼ばれたのは、中国出身のマージンシャンだった。
17歳の日本人練習生で、愛嬌たっぷりで愛らしいことから、練習生たちからもかわいがられているサクラダ ケンシンは2位になり、「まだ韓国語が得意ではないので、これを見ながら、ゆっくり読みあげたいです」と用意していた手紙を取り出し、韓国語でアイドルを目指した理由を話す。
まず、「僕は2年前に北海道の下にある青森という寒い地域に住んでいました。その時はただ単にK-POPが好きな高校生でした。そして高校1年生の冬、あることが僕の人生を大きく変えました。僕の家で大きな火災が発生しました。家にあるすべてが燃えました。その火災の原因は屋根のケーブルでした。僕の家族はどうすることもできない場所から火災が発生したのです。僕は何も持ち出すことができませんでした。すべてが燃えてしましました。幸い、ケガをした人はいませんでしたが、その日以降、私は笑顔を失いました。火を見るたびに体がふるえたり、やる気が出ない状態になりました」とつらい過去を明かす。
続けて「でも当時、やっていたダンスのレッスンは続けていました。ダンスをしている時は火事のことを忘れられて、心から楽しむことができました。僕は夢の大切さに気づきました。その夢を両親に話したところ、しっかりダンスを習っておいでと言われ、高校を辞め、ひとり、東京のダンススクールに通うことになりました」とダンスを始めたきっかけを話す。
「家族はひとり、夢を追いかける僕を心配していたと思います。でも、僕の笑顔を信じて、送り出してくれました。僕は『PROJECT 7』で、みなさんに笑顔をたくさん見せることができました。少しでも笑顔の大切さが伝わったでしょうか。みなさんは常に笑顔あふれる日々を送ってほしいです。いつも笑顔になれるアイドルになれるよう、一生懸命がんばります。とにかくみなさんを笑わせたいです。これからもがんばります」とアイドルになりたかった理由を明かし、会場では大きな歓声とともに、思わず涙する人も続出した。
そしてディレクター陣、苦楽をともに乗り越えてきたアンディーとアベ ユラに対しても、「みんなの思いを僕がちゃんと受け止めて、がんばります」と想いを伝えていた。
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