「バズリズム02」バカリズムがアーティストへの意外なコンプレックスを告白!

2017/10/06 22:10 配信

音楽 インタビュー

「バズリズム02」に出演するバカリズム(右)とマギー(左)(C)NTV


――さまざまなアーティストと接してこられた中で、バカリズムさんが「アーティストってこういうところが面白い」というところは?

バカリズム:この番組を始める前から、僕の中での永遠のテーマなんですが、やっぱりアーティスト、ミュージシャンの方々に対する劣等感があって。別ジャンルとはいえ、同じステージでパフォーマンスする者として、嫉妬心というか、やっぱり「音楽って強いな~」って思うんですよね。それはもう仕組み上しょうがないんですけど。

音楽は曲を作って、それを数重ねて聴いてもらうほどより好きになってもらえますけど、お笑いってピークが最初に来ちゃって、そこからは(知っているネタだから)段々面白さが薄れていくんですよ。なので、僕がライブやる時はやっぱり必ず新ネタじゃないといけないし。そこが羨ましいな~というか。

で、お笑いってやっぱりスベる危険性もあるわけですよ。でも、音楽はすごい楽しそうに歌っているというか。いろんな面においてジャンル的にジェラシーを感じるジャンルなので、「いいな~」って。

ライブ映像を見ていても、お客さんが「ワ~ッ!」ってなっているのが気持ちいいだろうなあとか。お笑いでは、観客の笑い声以外の声は邪魔になるんですよ。でも、音楽はもうとにかく盛り上がれば盛り上がるほどいいものなので。そういうところで、「音楽ってすごいな」って思いますね。羨ましいなあって。

「どうやったら音楽に勝てるんだろう」っていうのが僕の永遠のテーマなので、こうしてアーティストさんとコラボさせてもらって、自分が歌詞を書くというのは、「音楽という枠の中でお笑いをやる」みたいな感覚なんですよ。それで盛り上がりつつも、歌詞でクスッとしてもらえたら。だから、こういうことができるのうれしいですね。

――マギーさんはアーティストの方々と接する中で、ご自身の「アーティストへの思い」は変わりましたか?

マギー:私もバカリさんと同じく、「アーティストの方っていいな、羨ましいな」っていうのがずっとあって。

バカリズム:音楽志向だもんね、元々。

マギー:そうですね(笑)、アーティストに憧れはずっとあって。やっぱり歌が歌えるっていうのは、それだけでどこでも自分を表現することができるし。あと、自分自身じゃなくて、自分の曲を皆さんに聴いてもらうわけですし。

私たちの仕事って、あくまで自分主体じゃないですか。なので、「表現のラインが違うな」っていう思いがずっとあるんです。やっぱりアーティストってただただいいなって思いながら、羨ましいなあって思いながら、番組でお話しを聞いています。

バカリズム:ちょっと詩書いたりしたもんね?

マギー:それはもういいんですよ! すごい恥ずかしい(笑)。

バカリズム:それぐらい憧れがあるっていうことですよね。

マギー:そう、それくらい憧れがあります。

――マギーさんは「バズリズム」時代、番組の最後にご自身のコーナーをずっとやられていましたが、「バズリズム02」でもコーナーはやられますか?

マギー:そうですね、バカリさんにMVの1シーンにまつわるクイズを出して答えてもらうっていう、ちょっとふざけたコーナーがあります。唯一あそこがふざけられるところで、皆さんが寝る前のちょうどいい、力の抜けたコーナーなのかなと思ってます。私もあえて何も考えずに力抜いてやっているので、お気に入りのコーナーではあります。

――毎回マギーさんのコメントに対するバカリズムさんの「受け」で番組が終わっていましたが、大変な部分はありましたか?

バカリズム:最近は結構クイズ形式が多かったりするんですけど、番組の初期はマギーさんがパジャマに着替えるのを見るという、すごい謎のコーナーがあって。

マギー:「今夜のおやすみパジャマギー」っていうコーナーがあって。

バカリズム:あれはいまだに何が正解だったのか分かんないです。

マギー:いや、私もわけが分からず(やってました)。

バカリズム:ただ、あのコーナーをやってた当時は、そこだけ毎分の視聴率が上がるんですよ(笑)。ずっと正解が分からないのに、数字だけは上がるっていう。

マギー:私もよく分かんないなりに、それを励みにやってましたもん。

バカリズム:「視聴者が求めているんだ」ってところだけがわれわれの励みでしたね(笑)。