現代劇では、年の差ロマンスの「愛なんて、ただそれだけのこと」が面白い。男子バドミントンの天才選手だが、メンタルの不調により控えに甘んじるソン・サンチュワン(ウー・レイ)。大手スポーツメーカーで仕事漬けの日々を送る、アラサー女子のリャン・ヨウアン(チョウ・ユートン)。本作は、そんな2人が同じ夢に向かって歩みはじめ、恋を育んでいくラブストーリーだ。
仕事に疲れ、プライベートでも悩みの多いヨウアンは、会社を辞めて心機一転、弱小テニスクラブのオーナーとなる。一方のサンチュワンはバドミントンを引退し、テニスに転向してヨウアンが経営するクラブに参加。次第に10歳年上のヨウアンへ好意を寄せるようになる。互いの人生を変えた“運命の相手”同士の恋愛は、年の差や職場の関係性もあり、一筋縄ではいかないがゆえに思わず応援したくなってくる。
真面目でストイックなサンチュワンを演じるのは、子役出身のイケメン俳優ウー・レイ。いつでも献身的にサポートしてくれる年上女性に惹かれていく青年を、繊細かつ瑞々しく演じ切っている。バドミントンとテニスをプレイする姿も板についており、コートを躍動するシーンも目が行くところだ。
BS12 トゥエルビでは、1月22日(日)から「愛なんて、ただそれだけのこと」(毎週日曜、昼1:00~3:00)、1月13日(月)から「武則天-The Empress-」(毎週月曜・火曜、夕方4:00~※初回放送は夕方5:00~)、1月16日(木)から「トキメキ☆翡翠ロマンス」(毎週月曜~金曜、朝7:00~7:57)がそれぞれ放送を開始する。
日本、韓国のドラマに負けじと、中国ドラマも作品は多種多様。ラブストーリーにときめくも良し、イケメンやミューズの美しさに酔うも良し。日本でも馴染みのある歴史ものから入ってみるのもお勧めだ。まずはピンときた作品からチェックしてみるといいだろう。細部までこだわった脚本や世界観、中国スターの演技力に必ずや引き込まれるはずだ。
◆文=帆刈理恵(スタジオエクレア)
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