個性豊かな日向坂46四期生、“武器”は絆の強さ「みんな仲良しでとても温かい」

日向坂46の石塚瑶季、清水理央、渡辺莉奈、平尾帆夏、正源司陽子(写真左から時計回り)撮影:永田正雄

2025年1月29日(水)に13thシングル「卒業写真だけが知ってる」をリリースするアイドルグループ・日向坂46。四期生メンバーは3月から舞台「五等分の花嫁」の上演も控えている。そんな四期生が個々のスキルアップを目指して様々なジャンルに挑戦するオリジナル番組「もっと!日向坂になりましょう」がLeminoで配信中。1月6日には、久しぶりに四期生メンバーが全員集合して行われた団結力を高めることが目的のゲーム企画“飛躍の 2025 年を見据えようパーティー”が配信された。そこで日々成長を続ける四期生11人にインタビューを実施し、2025年の抱負や四期生の絆の強さを感じるエピソードなどを語ってもらった。

2024年に印象的だった活動とは


――2024年を振り返って、特に印象に残っている活動は何ですか?

石塚瑶季いろいろな出来事があってなかなか選べないのですが、6月に開催した「日向坂46時間TV」は印象に残っています。4月に齊藤京子さんが卒業されてちょっと不安になっていた時期でもあったので、たくさんのスタッフの方々と“チーム日向坂46”として一つのことを成し遂げた達成感がありました。大変でしたけど2024年下半期に向けていいスタートが切れましたし、ファンの皆さんとも一つになれたような気がします。

平尾帆夏2024年はありがたいことにいろいろなことに挑戦させていただいて、特に四期生だけで活動することが多かったです。その中でも四期生だけの武道館3DAYSは大きな出来事でした。

清水理央武道館3DAYSは、私にとっても四期生にとってもターニングポイントでした。乗り越えることができたからこそ、さらに四期生の団結力が強くなったような気がしています。「新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za」(2023年11月)の頃よりもレベルアップした私たちのライブを見せられたのかなと思っています。

渡辺莉奈私は宮崎県で開催した「ひなたフェス2024」。日向坂46としては初の試みでもありましたし、地元の九州で大きいライブイベントができてうれしかったです。

正源司陽子10月に公開された映画「ゼンブ・オブ・トーキョー」の撮影はすごく印象に残っています。個人的に夢だった演技の仕事に四期生全員でチャレンジできて一緒に乗り越えられたことは大きかったです。とてもいい経験になりました。

――日向坂46に加入してから、もしくは2024年の活動を通して成長したなと感じる部分はどんなところですか?

小西夏菜実選抜とひなた坂46の両方を経験させていただいて、どちらの良さもあるなと学んだ1年でした。これからは、どっちのメンバーになっても楽しめるだろうなと思います。メンタルが強くなって考え方もいろいろ変わりました。

竹内希来里2024年は映画、バラエティ、歌番組など、いろいろな活動をさせていただきました。自分の中でお仕事に取り組むときの切り替えがうまくなったような気がします。

平岡海月いろいろな経験をしたことによって、様々な場面で自分の考えを表に出したり、やってみようと思ったことにチャレンジしたり、今までだったら「これ、違うかもしれない」と、選択肢の中から外していたものに前向きな反応を頂けました。何事も恐れずにやってみようと思えるようになりました。

藤嶌果歩日向坂46に加入する前は物事に対して何も考えず、フワフワと生きていたんです。でも、加入してから月日がたってよく考えて行動できるようになりました。そこは自分でも成長したところかなと感じています。

宮地すみれ四期生の強みだと思っていたそれぞれの個性の強さがすごく光った1年でした。映画やライブなど、四期生としての活動の幅が広がっていく中でみんなの良いところがますます伸びたと思います。個人的にはひなた坂46ライブで座長を務めた期間は大きな重圧がありましたし、責任感も強く覚えて。人として大きく成長できたような気がします。

山下葉留花歌うことに苦手意識があったのですが、「日向坂ミュージックパレード」(日本テレビほか)という四期生の冠番組をきっかけに今までやったことがないようなボイストレーニングをたくさん経験して、難しい歌を歌ってみたいという向上心が湧いてきました。歌のレベルアップを目指しているので、その基礎を固められた1年だったと思います。

日向坂46の小西夏菜実、平岡海月、竹内希来里、宮地すみれ、藤嶌果歩、山下葉留花(写真左から時計回り)撮影:永田正雄

メンバーのけがで一致団結


――どんなときに四期生の仲の良さや絆の強さを感じますか?

正源司:10月に開催した「日向坂ミュージックパレードLIVE」の初日に足をケガしてしまったときに、みんなが立ち位置や曲の変更にすぐ対応してくれて。残りの公演もメンバー全員で引っ張ってくれたその姿は頼もしかったですし、あらためて四期生の温かさを感じました。

石塚:陽子が足を痛めた瞬間を見ていましたし、莉奈も体調が万全ではない状態でした。2人の今までの頑張りを知っていたからこそ、四期生みんなで支えていきたいなと、力を合わせて乗り切ろうと思いました。

清水:陽子はステージ上にいても踊れない状況だったのですが、みんなでいいステージにしたいという強い気持ちが伝わってきて、それがすごくうれしかったです。

平尾:仕事以外でも、石塚が“キセキ”という名前にしてくれた四期生のグループチャットでいろいろなことを話しました。メンバーが全国各地で映画の舞台あいさつに参加したときもチャットで今何をしているのか報告し合ったりして、離れていてもそばにいるような強い絆を感じました。

藤嶌:グループチャットでは自撮り動画や日常の動画を送り合ったりしました。離れていてもそうやって連絡を取り合ってつながっていられたのがうれしかったです。四期生の温かさを感じました。

渡辺:四期生での活動が増えたことで、メンバーが何を考えているのか言葉にしなくても通じているんだろうなと感じています。みんなといると自然に明るくなるし、特に意識しなくてもお互いに優しくできるいい関係が築けているなと思います。

平岡:「もっと!日向坂になりましょう」をはじめ、バラエティ番組で誰かの話をみんなで頑張って膨らませようとしたり、どうしたらいいのか分からなくなったときにサポートしたり、今まで以上に絆が強くなったような気がします。

宮地:大変な時期をたくさん乗り越えてきましたが、私は大変なことも前向きに捉えられました。そうやって駆け抜けて来られたのは四期生のみんながいてくれたからだと思います。

竹内:私は活動のことで落ち込むことが多かったのですが、四期生のみんなに会えると思うと頑張れるんです。いつもメンバーに会いたいですし、これからも一緒に活動を続けていきたいです。

山下:私もとてもみんなに救われることが多いのですが、行動だけではなく、かけてほしい言葉を投げ掛けてくれるんです。家族よりも長い時間一緒にいるので、私もメンバー1人1人をちゃんと見てしっかりと支えていきたいなと思っています。恩返しができるよう言動で示していきながら前を向いて楽しく活動していきたいです。

小西:四期生は表だけじゃなく、裏でもみんな面白いんです。最近はリハーサルの休み時間などにメンバーの面白い動画を撮っているので、いつか紹介したいです。四期生の仲の良さをたくさんの方に伝えたいです。