俳優の赤楚衛二と上白石萌歌が1月9日、都内で行われた映画「366日」公開前夜祭(HYスペシャルミニライブ付き)に共演の中島裕翔、玉城ティナ、新城毅彦監督、主題歌を担当したHYと共に出席。HYのミニライブに上白石が涙を浮かべる場面があった。
本作は、かなわぬ恋を歌った失恋ソングとして2008年に発表された沖縄出身のバンド・HYの同名楽曲をモチーフにした、オリジナルラブストーリー。沖縄と東京という二つの都市を舞台に、20年の時を超えた切なすぎる純愛を描く。主人公・真喜屋湊を赤楚、高校時代に湊と出会い、運命的な恋をするヒロイン・玉城美海を上白石が演じる。
イベントではHYが本作の主題歌「恋をして」をはじめ、「AM11:00」「366日(Official Duet ver.)」と、映画に登場する計3曲を披露。キャスト陣も客席に座ってHYのミニライブをかみしめた。
ミニライブが終わると、赤楚は「最っ高でしたね!」と口にし「本当に改めてこの映画に携わることができてよかったなと思います」としみじみ。上白石は目に涙を浮かべながら「使いものにならなくてすみません…。本読みを終えたときに初めて『恋をして』を聞いたんですけど、そのときに聞いたときの気持ち…全員の役を抱きしめてくれるような曲だなって思って」と語った。
上白石は赤楚が渡したハンカチで涙を拭っていたようで、MCが「赤楚さんがハンカチを渡して…」とそのことを明かすと、上白石は「それが湊に見えてしまって」と告白。赤楚は「黙ってます。しゃべったらちょっと残念になっちゃう(笑)」とおちゃめにコメントした。
上白石は「366日」に出会ったときは8歳だったと振り返り「まだ小学生で。このときはまだ『大人の曲だな』って思っていたものが、今回映画の中でものすごく自分に近い曲になった」と告白。
さらに上白石は「この曲は苦しい曲じゃなくてとても幸せな曲なんだって気づいたのが最近」と明かしつつ「2024年に『恋をして』がリリースされて。今、小学生のみなさんにとって、またこの曲が新たな将来の曲というか、みんなのアンサーソングになるんだろうなと思うと、本当に大きな2つの軸をくださったHYのみなさんには感謝の気持ちしかございません。本当に素晴らしい曲をありがとうございます。言葉にならないです」と感動を伝えた。
◆取材・文=山田果奈映
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