乃木坂46の3期生12名が総出演する舞台「見殺し姫」が6日、東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoで開幕。初日公演を前に関係者を集めた公開ゲネプロが行われ、記者会見では各メンバーが意気込みを語った。
「見殺し姫」はこの公演のために書き下ろされた完全オリジナル作品。平安末期を舞台に、幼い頃から“人質”としてある屋敷で育てられた12人の姫たちが、自分の生きる意味を探しながら過酷な運命に翻弄されていく物語。脚本・演出を担当する松村武が、メンバーの個性を踏まえたうえで各キャラクターを当て書きしている。
好奇心旺盛な沙霧(さぎり)を演じるのは、整ったビジュアルと大きな目が特徴的な山下美月。役の説明を求められると「ひと言でいうと“のぞき魔”です。何で私が?って思ったんですけど、あっ! 目だっ!って。よく『目が大きいね』って言われるのでやっと目力を生かす機会ができました」と笑顔でコメント。また、12人の姫の中でもっとも活発な久遠(くおん)を演じる与田祐希は「声が大きくリーダーシップもあるので、本来の自分とはあまり結びつかないけど芯を持った役です。自分自身もしっかり芯を持って、この舞台ではみんなを引っ張っていきたいなと思います」と力強く話した。
3期生メンバーは'16年9月にオーディションに合格しグループ入り。記者から「約1年の活動を通して芸能界に慣れましたか?」と質問が飛ぶと、18thシングル「逃げ水」で与田とともにダブルセンターを務めた大園桃子は「しゃべることには慣れません。歌うことには慣れました」と目を輝かせながらコメント。オーディションをはじめ、これまで経験した数々のイベントでは緊張のあまり涙を流すことが多かった彼女だが、さわやかな笑顔で答える姿からその成長をうかがわせた。
取材・文=大小田真
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